CBD先進国であり、ここ数年大統領選挙や中間選挙の大きな的になっているCannabisの非犯罪化が進むアメリカ。
2019年に放映された映画「CBD NATION」はそんなアメリカで起きている現実を、科学的にも追求しながら提示していくノンフィクション。
これから大麻取締法が変わることがほぼ確実な日本に住んでいる我々にも考えなければならない課題が、リアリティを持って伝わってくるサイエンスドキュメンタリーの名作です。
およそ2年ぶりにこの映画の上映会を開催するに至った経緯は、ひとりでも多くの人にCBDを知ってほしいからです。
目次
ひとりでも多くの人にCBDを知ってほしい
これまで、CBDを多くの人に知ってもらうことがミッションと捉えて毎日のようにCBDの事を発信してきました。
少しずつ、皆様のサポートもあって沢山の方がCBDを知ることになっています。
デパートで、各地の街で簡単に発見。
それでもまだCBDの認知度が高いとは思えません。
また、CBDの名をご存知の方でもCBDの本質をもっと知ってもらいたいという思いがあります。
知ってもらえなければ活用できない
CBDはVapeやオイル、コスメにグミにチョコレート。
大手メーカーがエナジードリンク風のCBDドリンクをリリースしたりと、展開は幅広くなっています。
幅広くなるのは選択肢が増えて嬉しい反面、自分にとってどの商品をどのくらい使えば良いのか。
上手に活用する方法がわかりづらいですよね?
実は、CBDを上手に使う最大のポイントは個人差が大きい点を理解することです。
個人差のあるCBDの効果をご自身のために上手な使い方をするためには、CBDの本質を知ってもらうのが近道。
本質とは、体内での作用機序や実際に使っている人のリアルな声だと考えます。
本質を知ることで、ご自身にとって(個人差の大きい)CBDのベターな利用法がわかるようになるからです。
これまでにも上映会を開催
実は一度、2021年1月にVapeManiaが協賛でオンライン上映会を開催しました。
定員を超える100名以上のお申込みがあり、放映終了まで常に90名前後の方が視聴。
ネットワーク障害以外の皆様が、貴重な時間を使って最初から最後までご覧くださったのでしょう。
この頃の注目度は非常に高いものでした。
その理由の第一は上映1年前の2019年12月末に、癲癇への治験が決定したニュースが飛び込んできたこと。
ついに日本で!大麻製剤てんかん治験が開始。CBDとてんかんの関係は?
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そこから上映会の1年間に、CBDへの関心が日本中の起業家を中心として急激に高まったこともあります。
2020年4月に関東信越厚生局麻薬取締部がCBDの輸入について指針を表明、次から次に事業者が増加したのです。
数々のメディアが取り上げることになり、そのタイミングでの上映会。
大きな反響を各地から頂戴してとても盛り上がりました。
なぜ、今またこの映画の上映会を開催するという経緯に至ったのか?
それは映画CBD NATIONで改めて知識を深めてほしいからです。
CBDの体内での働きをアニメーションで表現するシーンは誰が見ても体の中で何が起きているのかがわかると思います。
映画CBD NATIONで知識を深めてほしい
映画「CBD NATION」2回目及び3回目の上映会は、CBDの理解をより深めて頂けること。
これは、当時から何度か視聴している弊社スタッフも改めて勉強になりましたのでお約束出来ます。
正高佑志先生の相談会と合わせて実施することでより良い未来を構築頂けると考えました。
実際に病気を患った人々が、CBDや医療大麻をどう活用しているのか?
これからHEMPやCBDが、ここ日本でもご自身やご家族の助けになるかもしれない。
その際に、どう動くべきかシミュレーションして相談してみてください。
CBDのいろいろな真実が見えてくる
日本でのCBD認知度が上がってきたのは2020年頃からだと思います。
「CBD」という言葉、はかなり広まったでしょう。
使ってみた方もどんどん増えています。
しかし、Webで購入していたり専門店ではないところで買った人の多くは実際の声やその働きを知らない方が多いです。
CBDとは何だろう?という問いに「CBD NATION」は答えてくれます。
この映画を見れば、CBDのいろいろな真実が見えてくるのです。
- どうして流行しているのか?
- 日本より先に進んでいる国ではどのように使われているのか?
- 身体ではどのような働きをしているのか?
まず、なぜ流行しているのかについて。
大きく影響を受けているのは、2014年頃から始まったアメリカでのCBDの流行。
もはやCBD先進国ともいえるアメリカで、CBDオイルが何故流行っているのかがわかります。
そして、CBDはどのように使われているのか。
医療大麻が使える地域が殆どのアメリカ。そして、2023年から医療大麻でCBD製剤のEpidiolex®を使う予定の日本。
アメリカでEpidiolex®は2018年にFDA(Food and Drug Association / 食品医薬品局)の承認薬となったことを考えれば、少なくとも5年先に進んでいることがわかります。
映画「CBD NATION」は疾患を持つ子やその親、精神疾患を持つ女性と男性がCBDや医療大麻を使う姿をドキュメンタリーで追っていきます。
その際、脇を固めて映画全体の科学的根拠をサポートする専門家の方々は錚々たるメンバー。
直接患者のサポートをする有識者以外にも、深い探求を行っている研究者へのインタビューと裏付けを行っていきます。
研究者や医師が説明する際には、アニメーションを使ってわかりやすくその働きを解説。
体内でCBDがどのような働きをしているのかがわかります。
自分の体の中で何が起きているかを理解出来ると、使い方や商品選びがスマートになるでしょう。
CBDだけがわかっても、医療大麻が使えるようにならなければ意味がない。
といったことを聞くことがあります。
実は、そう単純なことではないこととわかるのがこの映画です。
法的な問題
日本でも、大麻が医療品として認められる時代がすぐそこに来ています。
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2022年9月29日(木曜日)、Yahooニューストップ、テレビ朝日、TBSが医療大麻解禁を報道しました。 海外からはロイターも。 VapeManiaでは、過去何年にも渡って医療大麻について発信。 2 ...
医療大麻が困っている人に向けて使えるようになるのは、両手を上げて喜ぶべきことです。
しかし、残念ながら使える範囲が非常に限られています。
薬物耐性難治性癲癇(てんかん)や、いずれ使えるようになると見込まれるSATIVEX®︎についても多発性硬化症のみになりそうです。
現在サプリメントとして使われるCBDは副作用が少なく、どのようなニーズでお使いになっても法的縛りはありません。
今回の映画では、精神疾患を患った二人の成人が出てきます。
医療大麻の適用範囲が大きく違う
一人はカリフォルニアに住んでいたことで、身体的苦痛と精神的苦痛(PTSD)に対する治療に医療大麻を使います。
今では、ご自身で畑を耕し深く精神疾患の療養について真剣に取り組まれているそうです。
これは、カリフォルニアの特殊な法律が支えています。
アメリカの場合には、州によって医療大麻の適用範囲が大きく違うのです。
カリフォルニア州では、Proposition 215 (a.k.a Compassionate Use* Act of 1996)という法律が1996年に可決。
【Cannabisが軽減する様々な病気に対して、医師が処方すればアメリカ連邦法の犯罪に該当することなくこれを使用する権利を有する。】
という画期的な法律が定められています。
ここで使っている医療大麻は、花穂を使ったハーブ吸引治療。
脳の損傷による苦痛とPTSDに対して、様々な薬を使っていたのですが全て使うことを辞めます。
このルールは多くの州に影響を与えていますが、例えばミネソタ州では喫煙での医療大麻は禁止。
他にもケンタッキー州ではTHCが0%のものだけ認められていたり(2023年1月に変更予定)と、アメリカ国内でもルールはバラバラです。
日本で期待される法改正でも、現在のところハーブ利用は厳しく取り締まるといった方向性が示されているようです。
更には、適用疾患の数も各州で違いがあります。
リストがないところもあれば、アリゾナ州のように9つの疾患のみに認められている場合やイリノイ州のように40以上の疾患に認められているところも。
(コンパッショネート ユース)
代替療法がない生命に関わる疾患や身体障害を引き起こすおそれのある疾患を有する患者に対し、未承認薬の使用を認める制度。
アメリカの影響を受ける日本の場合には、こういった各州複雑になっているルールで統一出来ていない現状を理解しておくことも重要だと考えます。
サプリメントとしてのCBDオイル
CBD NATIONに登場する精神疾患を抱えるもうひとりの登場人物は、CBDオイルを利用。
この方の状況は、今の日本でもほぼ同じように対応が出来ます。
当邦ではサプリメント扱いですから、ご自身が精神疾患だろうが身体的疾患に使いたかろうが自由です。
さらに、日本でTHCを少量でも含むフルスペクトラムCBDオイルが使えるようになると可能性は大きく広がるでしょう。
これまで使っていたCBDオイルが、ご自身の身体にCBDは合わない。
と考えていた方でも、改めてチャレンジするのもいいと思います。
フルスペクトラムCBDのアントラージュ効果は、大きな可能性を秘めています。
CBD による働きかけを昇華させるアントラージュ効果とは?
フルスペクトラムの CBD 製品を追求しているときに出会った言葉がテルペンでした。 そしてテルペンを掘り下げていったときに新たにアントラージュ効果という言葉に出会ったのですが、この言葉を目にしたとき最 ...
この2人のケースだけでも、この映画を見ていただく価値が大いにあるのです。
実は「CBD NATION」では、医療大麻のことにも深く追求があります。
映像にされた真実と、医療大麻のお医者さん:正高先生の経験値によって多角的にご相談を承っていただくことが出来ると確信。
2022年12月10日(土)に正高佑志先生による「CBD 医療大麻相談会」を VapeMania 恵比寿店で開催
キャンセル待ちが続出したり当日予約では入れなかった前回の CBD 医療活用相談会。 大変ご好評をいただきまして第2弾を開催するにいたりました。 今回も早い者勝ちとなってしまいますが、座席数に限りがあり ...
医療大麻の専門家に相談できる場所を作りたい
映画では実際にCBDを長く使っている方の状態、世界中の有識者が様々なことを教えてくれます。
今回の上映会では日本の有識者であるCBDを使ってきた患者さんと直接触れ合ってきた正高佑志先生と一緒に見る機会をどうしても作りたかったのです。
正高佑志先生を招聘
映画に出てくるような患者への対応や相談を数多くこなしてきたのが、正高佑志先生です。
そして、CBDや医療大麻については間違いなくお詳しい。
正高佑志先生とは?病院勤めの内科医からラッパーまでの経歴
2017年から活動している、一般社団法人Green Zone Japanの代表理事で内科医の正高佑志(まさたか ゆうじ)先生。 代表理事を務めるGreen Zone Japanでは、医療大麻を必要とす ...
CBDオイルについて、ご自身が改めてどう向き合っていくべきなのか?
医療大麻について、アメリカのような使い方が未来の日本でも使えるようになるのか?
映画「CBD NATION」を見て、CBDを理解してからすぐに正高先生へご相談すればより良い回答を得られるはずです。
CBDのベターな使い方や医療大麻の未来を教わりながら、考察・想像していただくことが出来ます。
そして、もしあなたが医療大麻の未来を変えるならばどのような行動が必要なのかのヒントも得られるはずです。
カリフォルニアの法律「Proposition 215」は(選挙にて)民主主義が勝ち取ったもの。
つまり、例えばハーブ状のCannabisの解禁についても日本で絶対出来ないこと。とは全く思いません。
この映画には、勝ち取るためのヒントもあります。
より具体性が見える形で、私達の未来はどうなるのか?
正高佑志先生が時間を見つけて恵比寿店に滞在して頂ける日に、「CBD NATION」を放映することを決めたのはこういった経緯がありました。
上映会後の質問タイムを準備
今回上映後は、専門家で医師の正高佑志先生へ質問が出来るように準備しております。
CBDがどいうものか?がわかったあとで、自分にとってはどう有益なのだろう?
あるいは、ご家族の体調不良にどのように使えば良いのか?
等を是非質問してみてください。
上映会の詳細はこちらからご覧いただけます。
2022年12月10日(土)に正高佑志先生による「CBD 医療大麻相談会」を VapeMania 恵比寿店で開催
キャンセル待ちが続出したり当日予約では入れなかった前回の CBD 医療活用相談会。 大変ご好評をいただきまして第2弾を開催するにいたりました。 今回も早い者勝ちとなってしまいますが、座席数に限りがあり ...