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コラム

有吉弘行さん、生放送の冠ラジオ番組で大麻を買いたいと発言

人生捲くった代表格、捲土重来のアイコン有吉弘行(ありよし ひろいき)さん。

電波少年という番組で、ヒッチハイクをしアジアとヨーロッパを横断した彼は、其の時に記録した猿岩石日記が200万部を突破。

猿岩石として歌った「白い雲のように」はミリオンセールスになり、21歳でスーパースターの道へ。

しかし程なくして露出が減り、相方の森脇さんは芸人を引退、猿岩石は解散してしまいます。(後に森脇さんは芸能界復帰)

そこから10年、見る影もなくなりました。

ところがワンチャンスを掴み、フリースタイルでタレントにあだ名をつける芸で再ブレーク。

舌鋒鋭く様々なアイドルや世相を切り倒し、冠番組は10を超えて、振り返れば10年以上芸能界のトップクラスに君臨しています。

今年は誰もが羨む結婚をし、今まさに不動の地位である彼が、生放送というとてつもないリスクの高い状況で、地上波のタブーとされている大麻のニュースを取り上げました。

どころか、「買いたい。」

とあっさり発言。

実は有吉フリークな私、リアルタイムで聞いていました。

今、この国では何が起きているのかの仮説とその検証にもなりそうなこの話題を少し取り上げてみたいと思います。

有吉弘行さんは、大麻を吸わないのか?

カンナビスを吸う写真

狭くて闇が深いと言われる芸能界、これまでもスーパースターが幾人も大麻を使って逮捕されたり、疑いがかけられスクープされてきました。

その度に彼らは1年以上の謹慎をすることになったり、表舞台からしばらく姿を消すことになります。

ときには深々と長く頭を下げても、誹謗中傷に晒されます。

今回10月10日(日曜日)に生放送された有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER。私は放送3年目の夏頃から、ただの一回も聞き逃すことなく、全放送を聞いてきました。

ここ数年内にも、この国でスターが逮捕・起訴されたりしていることや、G7の一国でもあるカナダが大麻の全面的合法化等を受けて、何度も大麻やドラッグの話題は口にしてきています。

タブー視されてきたのに口に出す有吉弘行さんは大麻を吸わないのでしょうか?

CBDディスペンサリーを創業して5年目、述べ5,000人以上の方を接客してきた私が断言出来るのは、有吉さんは大麻について口を出しても、手を出さないタイプの人であるということです。

あくまで芸能界にいる限りという視点で、といったことは付け加えておきましょう。

散々人の悪口を言いながらも、国民に愛されるスターになるというのは、理性が常に強固に伴っているからです。

妻に、国民に愛されるキャスターを持ったことで更に堅牢なものになるでしょう。

つまり、彼が発言したのは冗談でした。

しかし鋭さも全く衰えていません。

大麻を吸いそうな後輩はすぐそばにいました。

アルコアンドピース酒井健太さんは吸う

さて、話題を放送に戻すと、この時有吉さんと番組を届けていたのは、慶應義塾大学出身のストレッチーズ福島さんと、アルコアンドピースの酒井健太さん。

そもそもなぜ今回大麻を取り上げたのかというと、番組内では気になるニュースを有吉さんに斬ってもらうコーナーがあります。

この日のニュースは

「ジャスティン・ビーバー、大麻発売へ」

ジャスティン・ビーバーが大麻ビジネスに名乗り Peachesをリリース

またまたハリウッドからスゴいニュースが飛び込んできました。 何と、世界的スーパースター ジャスティン・ビーバーが、Cannabis企業とタッグ。 これまでにもラッパーや俳優、ディーバがCannabis ...

このニュースが読み上げられると即座に有吉さんは

「いいね、買いたいねぇ」

と発言。

買っちゃダメですね、と速攻突っ込まれました。

ここで止まらないのが有吉弘行、返す刀が鋭かった。

ネバダのラスベガスでは?もし合法化、解禁されたら?など、CMを挟んで尚グイグイ質問を迫る内、アルコアンドピース酒井健太さんは

「吸いますねぇ」

とはっきり発言したのです。

なぜそんな事を言ったのでしょうか?

今や誰もが合法化の可能性を考えている

これまでに何度も大麻やドラッグの発言をしてきた当番組をずっと聞いてきた私が、このときの放送だけ取り上げるのには理由があります。

酒井さんの発言が飛んでもないからではなく、その質問がある意味で世相を反映していたからだと考えたからです。

酒井さんが”吸います”と発言したのは、あくまで「解禁したらどう?」

といった質問に対しての回答でしたが、このクエスチョンは、現在も尚「ダメ、絶対」政策を推進している国で、国民の多くが大麻合法化の可能性があるのではないか?と、普遍的に考えている方が多い裏付けと言えないでしょうか?

実は2021年正月初回の放送では、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんがゲストに来ており、その際も「(病気になったら)医療大麻使う?」とフランクに話した有吉さん。

しかも、この放送は生放送ではなく録音回で、一部ではピー音が入っていた中、まったく隠すことなく放送されていたのです。

まだまだCBDの知名度が低いと感じている中で、こういった感覚を誰しもが持っているかも知れないと直感したのは、新鮮な思いでした。

まとめ

10月10日の放送後も、世界各国で様々な報道があがってきたHEMP,Cannabisを巡る社会情勢の変化。

トップランナーの口から出てくるのは、自然な気もします。

アメリカ
2021年10月15日、DEA(米国麻薬取締局、日本でいうところの厚労省麻薬取締部に近い)が、2022年に合法的に栽培する大麻の量を増やすと発表。

アメリカ カリフォルニア
2021年10月6日、CBD法が議会を通過。嗜好用も医療用も大麻は自由に販売出来るのに、一部CBD製品が流通しづらかったという日本からすると謎の状態だったカリフォルニア。理由は連邦法で未だ、規制物質法スケジュール1(麻薬に関する法律で、医療用にも役立たないとカテゴライズされているクラス)にカテゴリされているからですが、市場の大きいカリフォルニアで、州知事が議会法案第45号576章≒CBD法に署名。

パナマ
2021年10月14日、中南米のハブになっている、パナマ共和国でコルティゾ大統領が医療用大麻法に署名。

南アフリカ

サイロシビン社パッケージ

Cilo Cybin(サイロシビン)社は南アフリカで唯一大麻栽培加工包装のライセンスを持っており、当国のヨハネスブルグ証券取引所に上場することが発表。

サイケデリクスに精通している方なら「ん?」と思ったかもしれません。

サイロシビンはいわゆるマジックマッシュルームのサイケデリクス成分シロシビン=Psilocybinから同社も社名が名付けられています。

サイロシビン社社長

現在はCannabis研究のためのプレスリリースを出していますが、SNSや様々なインタビューでCEOのGabriel Theron氏は、その可能性に強く言及、
医療大麻同様あるいはそれ以上に、向精神薬やPTSD・不安神経症等に効果があり研究を進めている、としています。

アメリカでは一部の州では既にPsilocybinは医療的に役立つとされ、解禁されていたりします。

いずれも日本語のメディアにて発信されている中、紐付けられるCBD製品は今や街中で見かけられる存在になり、多くの人が安心して使えることは御存知の通りです。

一般化するまでもう少し?と感じるエピソードでした。

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