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コラム

CBD製品の新しい基準、2024年10月から何が変わる?

2024年8月23日

追記:9月2日(月曜日)

先日2024年8月30日(金)午前11時から、CBD議連(国会議員超党派の連盟)が行われて、CBDの基準について話し合われました。

これは、改正大麻取締法に係るルールについて、CBD製品に関する残留THCの閾値が最も大きな議論を呼んだことにより、厚生労働省が調整をすることを示したといえます。

また、原料についての数値が初めて示されました。

意見の反映と言えない数値ですが、変更の余地が残されています。

2024年10月、日本でのCBD製品に関する規制が大きく変わる予定になっています。2024年12月12日(木曜日)の改正大麻取締法の施行に合わせて変更になることが示されました。

VapeManiaは今後10月以降も、安全なCBD製品をしっかりと守って販売していく決断を致しました。(施行の12月12日以降も、同様です。)

また、8月23日(金)現在、これは確定した日程ではありません。日程は、2024年12月12日(木曜日)に確定しました。

新たな規制に対して、沢山のCBDユーザーが反対意見を出していることなどがその理由です。

これまでのCBD市場に多大な影響を与える可能性があり、多くの消費者が不安を感じています。

新たな規制は残留物質のTHCの閾値(しきいち、いきち)を、とても低いものにするものです。

また、THC(Δ9-THCなど)は麻薬とされます。

そうなると、今後CBDユーザーにとってCBDはどのような扱いになるのか?とても不安です。

この記事では、新たに導入される規制の理由とその具体的な内容、その影響について解説します。

CBDを愛用している方にとって、この情報は非常に重要で、不安を解消出来るはずです。

最後まで読んでいただくことで、今後の対応策をしっかりと理解できるでしょう。

9月2日追記:2024年12月12日 施行日変更と新たな規制

2024年12月12日から施行される予定だった改正大麻取締法に関して、CBD議連での会合によりいくつかの変更と確認事項が示されました。

特に、以下の(1)から(5)の項目について重要な議論が行われました。

(1)製品中のTHC残留基準値 厚生労働省は、製品中のTHC残留基準値について以下の通りとしました

油脂・粉末:10㎎/㎏以下(10ppm)
水溶液:0.1㎎/㎏以下(0.1ppm)
その他の製品:1㎎/㎏以下(1ppm)
CBDアイソレート原料:10ppmに決定

これらの基準値は、将来的な研究や状況によって変更される可能性があり、緩和または厳格化される場合があります。

(2)分析機関の周知 THCの残留量を測定する分析機関については、厚生労働省のウェブサイトで公表される予定です。

これにより、業界全体での周知徹底が図られることになります。

(3)THCの微量変換への対応 低すぎるTHC基準値による微量変換については、業界団体と共同でガイドラインを策定する必要があるとされました。

このガイドラインには、製品表示の方法や保管方法が含まれる予定です。

Q,従来は、THCが検出されば、厚労省HPに違反業者を掲載してきた。施行後の違反業者の処分はどうなるのか?

A,厚労省:今後は、そのような対応が適切かどうかを含めて検討する。

原則として故意に違反していなければ、麻薬譲渡罪に問われるものではない。過去の違反事例でも、刑事事件とはなっていない。

THC上限値を超えていることがわかった製品は速やかに回収・廃棄することをお願いする。

(4)現行CBD製品の扱い 現在流通しているCBD製品については、施行日が12月に延期されたことを受け、それまでに在庫を消化することが推奨されています。

12月以降、基準を超える製品は速やかに廃棄するようお願いされています。

(5)CBD製品を使用中の患者対応 現在、治療にCBD製品を使用している患者への対応として、エピディオレックスの治験や承認が進められています。

また、ブロードスペクトラム製品に関しては、特定臨床研究の枠組みでの利用が可能となるよう準備が進められています。

新たに導入されるCBDへの規制とは?

法律のイメージ

2024年10月2024年12月12日(木曜日)、日本ではCBD製品に関する新しい規制が導入される予定です。

今回は、2023年12月6日(水)に参院本会議で賛成多数で成立した、改正大麻取締法のTHC規制に係るルールのひとつになります。

規制は、厚生労働省監視指導麻薬対策課(以下、監麻課)が、CBD製品に含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)濃度に厳しい基準値を設定したもの。

国際水準と比べてはるかに厳しい条件のため、特にブロードスペクトラムCBDやフルスペクトラムCBDといった製品に大きな影響を与えることが予想されています。

CBD 製品におけるフルスペクトラム(FULL SPECTRUM)とは?
CBD 製品におけるフルスペクトラム(FULL SPECTRUM)とは?

CBD 製品をチェックしていると、よく目にするのがフルスペクトラムという言葉。 FULL SPECTRUM CANABINOIDS とも表記されていたりして、CBD 製品を取り扱う者としては非常に気に ...

品質の良いはずの製品が、市場から姿を消す可能性が高まっているのです。

ところがこの厳しい基準には、それ以外にも問題が山積していました。

世界一CBDに詳しい医師も、「考え直すべき」との意向を示しています。

さらにCBDは、少量ながらTHCに変換してしまうなどの問題も。

決定していないことが多いのですが、今回は最悪の場合を想定して、対応策を提案していきます。

残留THC濃度の厳しい基準

新しい規制の提案では、CBD製品の残留THCの濃度が非常に低く設定されていました。

この基準は、グローバルな基準と比較しても極めて厳しく、日本市場におけるCBD製品の流通に大きな制約をもたらします。

天然CBD製品の安全性

CBD製品は世界中で安全に使われていて、数兆円市場の人気サプリメントです。

人気のCBD製品も、医療用のCBDオイル「Epidolex」にも、THCは微量に含まれます。

では、そもそもTHCを含まないはずの合成CBDではどうなのか?

VapeManiaでは、天然のCBDのみを取り扱っており、合成CBDは取り扱っていません。

合成CBDはまだその安全性が十分に確認されておらず、使用に対するリスクを指摘なされていることも理由の一つです。

そしてなんと、合成CBDも天然のCBDと同様、THCに変換します。

CBDは微量THCに変わる

基本的にCBDほとんどのは、THCに変わることはありません。

ところが、微量ではありますが、天然CBDだけでなく、合成のCBDも長期間の保管や特定の条件下でTHCに変換されることが明らかにされています。

このテストで変換された量はいずれも、今回示された規制の基準値を百倍以上超えてしまっています。

その上でも尚微量なTHCですので、陶酔作用や健康被害を引き起こすことはありません。

むしろ、微量のTHCがCBDと共に作用することで健康に良い影響を与えます。

いずれにしても現状、合成CBDを使うメリットは皆無です。

当初見たことのない低い単位で示された残留THCの閾値でしたが、発表から約3ヶ月。

現状はどうなっているのでしょうか?

現在の状況と業界の反応

CBD Store

2024年5月30日(木)にTHCの閾値が監麻課から発表されて以来、CBD業界では大きな議論が巻き起こっています。

VapeManiaを含む多くの業者やユーザーが、規制の厳しさに対して反対意見を表明しました。

今も、業界全体で署名活動が進められており、消費者の声を反映させるために努力が続けられています。

皆様のお声は一部しっかりと届いていて、厚労省側も対策をしてくださっているようです。

VapeManiaの考え

多くの業者が、新しい規制発表後、特にブロードスペクトラムやフルスペクトラムCBD製品が市場から姿を消す可能性を懸念しました。

これらの製品はより自然に近い状態で微量のTHCを含むこともあって、CBDの効果を最大限に引き出すとされており、消費者からも高い支持を得ています。

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しかし新基準が導入されると、既存のCBD製品の多くは優に基準を超えてしまいます。

ただ、既存のCBD製品がどうしても必要な方が少なくないことが、改めてわかってきました。

現在VapeManiaは、CBD製品などで疾患を持っている患者を助けるPCATとともに、高品質のCBDが使い続けられるよう署名活動を勧めています。

色々と手を尽くしていますので、少しでも良い方向に向かってほしいです。

閾値の発表があってから、時間が経過するごとによく問い合わせを受ける取締まりについては、どう考えるべきなのでしょうか。

従来製品所持での取締まりのリスクはあるのか?

Siren

一部のお客様から、新規制により、従来のCBD製品を持っていることでの「取り締まりや逮捕されてしまうのか?」との懸念をしている声があがりました。

ここが一番気になっている方も少なくないでしょう。

結論から言えば、私たちは、そのリスクは非常に低いと考えています。

新しい規制は、製品に含まれるTHC濃度に焦点を当てたものです。(原料については閾値が示されていないので、新たに設定される方向性が示されています。)

THCの閾値を非常に低い値にしたい理由は、新しく制定しようとしている大麻使用罪の尿検査による大麻使用の立証に混乱を生じさせないことのためです。

これは、令和6年8月5日(月)に衆議院議員会館で行われた、麻(ヘンプ)の活用に関する勉強会にて監麻課が配布した資料にも書かれていました。

これまでTHCが微量含まれていると考えられているものも、その原料や製品の成分分析表上、全てTHCは非検出です。

グローバル基準では、そこまで低い水準を調べる必要がありませんでした。

また、基準が明確化されていなかったこれまでの製品や原料は、閾値が事実上0.02%だと考えられています。

成分分析表上、検出限界値(LOD / Limit Of Detection)が0.02%程度のものでの検査結果でTHCが非検出なものについては、これまで日本に輸入されていたのです。

新規制設定後の製品にしろ、古い製品にしろ、CBDが基準値を超えたTHCに変化する可能性があることは先ほど紹介しました。

つまり、どのタイミングで購入したCBD商品も基本的にはTHCが非検出の成分分析表があり、使っている間にTHCが微増する可能性があるのです。
COA Case of Nagomi

2023年の弊社商品成分分析表

そのCBD製品のTHC濃度を調べて、取り締まると言ったことにはなり得ないと考えています。

他にも、新規制が提示される前から利用者は59万人(2023年ユーロモニター調べ)いることも、取り締まりになりにくいと考える理由です。

この度、CBDを利用している59万人に向けて、様々な手段でパブリックコメントや、署名を募りました。

おかげさまで、沢山のご意見を賜りました。

反面、利用者のほとんどに、どのような新基準になるのか情報が届いていません。

情報をご存知ないユーザーは、新しい制度を知らないままCBDを利用し続けることでしょう。

彼らを摘発対象にするのは考えにくいです。

いわゆるレクリエーション目的での利用はないはずで、問題にすることは無いと考えます。

補償までは出来ませんが、あまり過度な心配はいらないのではないでしょうか。

今後の対応策とCBD

protect hemp

新規制が施行される予定の2024年10月に向けて、ユーザーはどのように対応すべきかについて考えてみましょう。

まず、現在使用しているCBD製品が新基準に適合しているかがご不安でも、処分すべきかなどを厚労省にお電話することはお勧め出来ません。

非常に後ろ向きな、処分を促されることになりかねません。

実際ユーザーの問い合わせに対し、特定のメーカーについて、「麻薬成分が含まれたことがあるので使わないでください。」

といった回答があったとの情報が入りました。

CBDは未だ、多くの御家庭においてセンシティブなテーマです。

今回は、お子様が癲癇であるご両親の場合において実際にあった話。

お父様としてはCBDを調べて安全性が高いので使ってみたい。奥様は調べるのにも忌避感を持って、医師にも反対されたし遠ざけたい。

そう言った中でのお問い合わせだったそうです。

問い合わせの意図や背景を汲み取らず、慎重に回答しない姿勢はとても残念です。

ただ、CBDは食薬区分として非常に微妙なポジションにあるため、期待通りの答えは返ってきにくいと考えてください。

次に、新基準が適用になった場合を想定しておきましょう。

新基準の対応方法

実はメーカー側から、ブロードスペクトラムCBDであっても、新基準に対応が出来ると言った声も少しずつ出てきました。

もちろんこれまでのものより品質で上回るのは難しいのですが、日本のガラパゴス化したルールのために、各海外メーカーは努力を続けています。

新しく基準が設定された際には、お客様になるべくわかりやすく新基準であることが伝わる商品ラインナップを揃える所存です。

他社様でのお買い物であっても、適合しているかどうかの確認をした方が良いでしょう。

信頼できる業者からの購入を

何を持って"信頼"と言えるか、はとても難しいのですが、ポイントをいくつかご紹介します。

現在500社あるとされるCBDの事業者ですが(すでに減少中。)、SNS特商法をしっかりと見てください。

商品説明ページがしっかり作り込まれていることや、「特定商取引法に基づく表示」に事業者の氏名があるかどうか。

店舗がある場合、出来れば店舗にて話を聞きに行くこと等での確認をお勧めします。

スタッフや代表者が顔を出していることも、信頼のポイントになるのではないでしょうか。

CBD製品の選択においては、ご自身が信頼できる業者から購入することが重要です。


新規制が導入されることで、市場にはさまざまな製品が出回ることが予想されますが、その中には品質が低いものも含まれる可能性があります。



信頼性のあるブランドや業者を選び、安全で自分にとって役に立つCBD製品を利用することが、CBDユーザーにとって重要なポイントです。

規制が変わった際の不明点は、私たちにぜひご相談ください。

無料でなんでもお答え致します。


VapeManiaの考える、CBDの未来

HEMPの未来、イメージ
VapeManiaも、これまで以上に皆様に信頼されるお店づくりをしていく所存です。

「CBDの未来」を絶対に守ろう。

VapeManiaは、「CBDの流通が無くならないようにすることが最重要。」との考えに至りました。

75年ぶりの法改正とあって、CBDを取り巻く環境はとても複雑な状況です。

今後もお客様に役立つ正しい情報を発信出来るよう、尽力します。


まとめ

最短で2024年10月に予定されているCBD製品に関する新しい規制は、掲示後すぐに日本のCBD市場に大きな影響が出ました。

各社知恵を出し合って、海外原料メーカーの協力も頂戴してます。

引き続き厚労省との交渉もしながら、対応中です。

VapeManiaの商品についても、今提案されている新基準になった場合であっても問題なく、継続出来る商品が確認出来ています。

原料の閾値が決まっていないこともあり、現状は10月に規制が開始されるかも未定です。

今後、確定情報が入り次第発信しますので、ご確認ください。

新基準がスタートしたあとも、引き続き安全にCBDを使用することができます。


取り締まりなどについては過度な心配はせず、CBDを今後もぜひ使い続けてください。

様々な統計上、まだお使いになったことがない方も含めて、この国にはCBDが必要です。

VapeManiaはこの先もずっと、CBDが誰でも使える未来を守っていきます。

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