VAPE の世界には専門用語が存在していて、それを知らないとわからないことが解決できない場合もあります。
ちなみに僕は VAPE のことを電子タバコのメーカーだと思っていましたからねw
最初はみんな知識がない状態から始まるわけですが、VAPE を始めて最初にぶつかる壁が恐らくドライヒットではないでしょうか?
今まで美味しく吸えていた VAPE から急に焦げた味や喉に辛みを感じるようになってビックリするんですよね。
リキッドも入っているのにどうして?
JUSTFOG の FOG1 が広く浸透してきている状況で、このような疑問をぶつけられることが非常に多くなってきています。
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そこで今回は VAPE 用語のドライヒットについて解説したいと思います。
目次
ドライヒットの意味
ドライヒットという言葉で何となく想像つくかもしれませんが、、
ヒット=打つこと。また、命中すること。
直訳するとこのようになり、水分がなくて焦げた状態がドライ、それが喉に辛みとして当たるからヒットということになります。
ドライヒットの状態
VAPE というのはコットンに染み込ませたリキッドを熱で蒸気化させて吸いますが、それが乾いた状態で熱を加えてしまうとコットンが焦げて煙が出てきてしまいます。
つまりリキッドの供給が間に合わなくてコットンが焦げてしまった状態がドライヒットとなるのです。
コットンが焦げるというのは、もはやただの煙ですから喉に辛みを感じるのは当然のこと。
それではドライヒットはどうやったら防げるのでしょうか?
ドライヒットの対策
リキッドを注ぎ足す
コットンにリキッドが不足した状態を解消すればいいわけですから、単純にリキッドを注ぎ足す(リキッドチャージ=リキチャ)ことで解決します。
ドライヒットが起こる前にリキチャするのが嫌な思いをしなくて済む一番の方法です。
チェーンスモークを控える
逆に供給が追い付かなくなる原因を経てばドライヒットを避けることができます。
吸う間隔を空けてチェーンスモーク(連続して吸うこと)は控えましょう。
コイルを交換する
そもそもコットンが焦げてしまっていては常にドライヒットとなりますので、交換式のもの(クリアロマイザー=クリアロ)であればコイルを交換して、RBA(コイルを自作するタイプ)であればコットンをセットし直す必要があります。
ワット数を下げる
テクニカル MOD(ワット数を変えられるデバイス)であれば、ワット数を上げてしまうとコイルが傷みやすくなり、味も飛びやすくなるのでワット数を下げることでドライヒットが防げます。
特に爆煙が好きな人は気を付けたいところ。
ドライヒットの多くは上記の対策で解消しますが、RBA の場合はさらに対策を施さなければなりません。
温度管理調節をする
温度管理調節ができるテクニカル MOD で温度の上限を決めてしまえば、それ以上コットンが熱されることがないのでドライヒットを避けられます。
特に CBD リキッドを摂取する場合には非常に重要な設定です。
CBD リキッドをもっとも効率よく摂取できるセッティング方法
我々は VAPE をお遊びだけの道具として捉えているわけではなく、悩みに苦しんでいらっしゃる方のお役に少しでも立ちたい想いで CBD と接しています。 だからこそ日々の勉強はもちろんのこと、最高の提案 ...
コイルに均一に熱を通す
自作でコイルを巻いた場合、熱が均一に通るかどうかの確認を行いますが、一部分が異常加熱することをホットスポットといいます。
ホットスポットがある状態で吸ってしまうとその部分だけリキッドが蒸気化することになり、コットンが湿っているのにドライヒットするという謎の現象が起こるのです。
正しくウィッキングする
※コイルの上部にコットンが触れていない状態。
ウィッキング(コットンを通す作業)においてコットンがゆるすぎてしまうと、コイルの上部にコットンが触れない部分ができてしまいます。
そうすると下部でのみ蒸気化することになり、リキッドの供給と保持量のバランスが悪くなってドライヒットの原因となります。
まとめ
デバイスを正しく扱うことでドライヒットを防ぐことができるので、上記の対策を参考にしてみてください。