フルスペクトラムの CBD 製品を追求しているときに出会った言葉がテルペンでした。
そしてテルペンを掘り下げていったときに新たにアントラージュ効果という言葉に出会ったのですが、この言葉を目にしたとき最初に思い浮かんだのが、、
普段から CBD に関連することで聞きなれない言葉があればすぐに調べるのですが、アントラージュ効果というのはフルスペクトラムの CBD 製品において非常に重要なものであることがわかりました。
そういったわけで今回は CBD による働きかけを昇華させるアントラージュ効果についてです。
目次
アントラージュの意味
アントラージュ(Entourage)という言葉はフランス語で「取り巻き」「側近」「環境」といった意味があります。
日本オリンピック委員会では「アスリート・アントラージュ」という言葉が使われていて、アスリートがパフォーマンスを最大限発揮できるように連携協力する関係者のことを定義しています。
例えばマネージャー、代理人、コーチ、トレーナー、医療スタッフ、科学者、競技団体、スポンサー、弁護士や家族なども取り巻きとして、そして側近という意味で含まれます。
アントラージュ効果とは、どんな効果のこと?
天然のカンナビノイド(CBC、CBG、CBN、CBV など)やテルペン類、そしてカンナビスに含まれるほかの有効成分(フラボノイド、アルデヒド、ケトン、ビタミン、脂肪酸、微量のミネラル、タンパク質など)が連携することで相乗効果を生み出します。
音楽で例えるならば、CBD のように単離させた孤立分子がひとつの症状に対して有効に作用するのがソロ・アーティスト。
フルスペクトラムのような植物由来の数多くのカンナビノイド類を含んでいるエキスによって相乗効果を生み出すのがフル・オーケストラといえます。
こうして生み出されるアントラージュ効果において重要な役割を果たすのがテルペンなのです。
テルペンの重要性
カンナビスに含まれる約200種類のテルペンのうち、代表的なテルペンの種類がこちら。
- ミルセン
- ユーカリプトール(シネオール)
- リモネン
- ピネン
- リナロール
- βカリオフィレン
特に重要となるのがミルセンとβカリオフィレンなのです。
ミルセンとβカリオフィレンの存在
ミルセンは通過できるカンナビノイドの量を増やし、その効果を高める働きを持つ成分。
βカリオフィレンはカンナビノイド CB2 受容体を活性化することでカンナビノイドのような作用をする成分となります。
CBD 製品に含まれるテルペンとは?
フルスペクトラムの CBD 製品を追求していくと、必ずといって良いほど出てくるテルペンという言葉。 yugeテルペンって、、何?? 僕がテルペンという言葉に初めて出会ったのがフルスペクトラム CBDの ...
詳しくはこちらの記事を参考にしていただきたいのですが、リラクゼーションには不可欠ともいえる作用を持っているのです。
では、テルペン類によるアントラージュ効果の恩恵にあやかれる製品というのはどういったものなのでしょうか?
アントラージュ効果を知るには、どんな製品を選べばいいの?
天然のカンナビノイド、テルペン類、カンナビスに含まれるほかの有効成分による相乗効果がアントラージュ効果となりますから、植物由来の数多くのカンナビノイド類を含んでいるエキスを選ぶ必要があります。
それがフルスペクトラムといわれるもの。
CBD 製品におけるフルスペクトラム(FULL SPECTRUM)とは?
CBD 製品をチェックしていると、よく目にするのがフルスペクトラムという言葉。 FULL SPECTRUM CANABINOIDS とも表記されていたりして、CBD 製品を取り扱う者としては非常に気に ...
フルスペクトラム製品は CBD オイルに多く見られます。
CBD 単一の製品を摂取する場合の注意点
実は CBD というのは単体で摂取している場合、ピークを越えるとポテンシャルがどんどん下がるという現象が起きます。
それが用量反応関係といわれ、釣鐘状の曲線となる特徴があります。
釣鐘状になる特徴がある
この図のように用量を増やせば増やすほど右肩上がりに反応しますが、ピークを越えるといくら用量を増やしても反応は低下していきます。
これには個人差があるのでどのくらいの用量というのは一概にいえないのですが、CBD 単一の製品でご満足いただけない方はフルスペクトラム製品や他のカンナビノイドが含まれているブロードスペクトラム製品、あるいはテルペンが追加された製品を試してみることをオススメします。
まとめ
ほかの成分の助けを借りることによって個の力を高めるのがアントラージュ効果ですから、より CBD の恩恵にあやかるにはフルスペクトラム製品を選ぶ必要があります。
単一の CBD に慣れてしまった方や、CBD による働きかけが捉えにくい方は一度試してみてはいかがでしょうか?