CBD リキッドというのは、製品によって分離しやすかったり結晶化しやすかったりします。
分離したり結晶化すると CBD が容器内に残ってしまうことになり、非常にもったいないです。
しかし VapeMania ではこれまでの経験から、CBD リキッドの分離や結晶化には湯煎が有効であることを突き止めているのでご安心ください。
それでは「CBD リキッドの分離や結晶化対策」と題して、湯煎の方法をお伝えいたします。
目次
湯煎の手順
今回は電気ケトルを使用します。
CBD リキッドは一番上のアイキャッチ画像の通り、結晶化した「NATuR 420with TERPENES」です。
- チャック付きの袋に入れる
- 重しを袋に入れる
- 電気ケトルでお湯を沸かす
- チャック付きの袋を入れる
- チャック付きの袋を取り出す
それでは順番に見ていきましょう。
1. チャック付きの袋に入れる
袋の中にお湯が入ってこないようにチャック付きの袋に入れましょう。
2. 重しを袋に入れる
袋を閉じるときはなるべく空気が入らないようにします。
そうすることで電気ケトル内のお湯に浮きにくくなるのです。
ですが、真空にするのは難しいので重しを入れるといいでしょう。
今回は手元にあったタイガーバームでいきますw
3. 電気ケトルでお湯を沸かす
電気ケトルでお湯を沸かすとはいいましても沸騰はさせなくても大丈夫です。
そんなに高い温度じゃなくても分離や結晶化した CBD は溶けてくれます。
電気ケトル内に気泡が出始めたくらいでスイッチを切ってしまいましょう。
4. チャック付きの袋を入れる
ある程度熱くなったお湯にチャック付きの袋を入れ、30分ほど放置しておきましょう。
余熱で CBD の分離や結晶化が溶けていきます。
5. チャック付きの袋を取り出す
この通りスポイトに付着した CBD の結晶もキレイさっぱり溶けました。
これで CBD リキッドの分離も結晶化も怖くはありませんね♪
なお、ガスコンロで鍋を使って湯煎する場合は「ジェルワックスを少しも残さずキレイさっぱり摂取する方法」を参考にしてください。
湯煎をしない方法
PG や MCT オイルを使用
- PG = プロピレングリコール
- MCT オイル = ココナッツオイル
CBD は PG や MCT オイルに溶けやすいので、濃度は薄まってしまいますが分離や結晶化に対する有効手段のひとつです。
どちらも CBD リキッドの構成に使用されることが多い成分となります。
それでは次に分離や結晶化しやすい CBD リキッドを見ていきましょう。
分離しやすい CBD リキッド
AZTEC シリーズ
超高濃度フルスペクトラム CBD リキッドのメーカーである AZTEC は、その濃度の高さから分離がよく見受けられます。
特に CBD 濃度 10% の 1000mg に多く、500mg でもスポイト部分がドロドロです。
結晶化しやすい CBD リキッド
PINK Koi
Koi シリーズにはほとんど結晶化は見られませんが、PINK Koi だけは結晶化するのです。
1000mg、500mg ならまだしも、250mg も結晶化するので香料の影響ではないかと考えています。
テルペン入りの製品
今回使用した CBD リキッドである、NATuR 420with TERPENES はよく結晶化します。
こちらはテルペンが影響しているとしか考えらえません。
とはいえ、ここに挙げた分離や結晶化しやすい CBD リキッドはすべて湯煎で解決するので何ら問題はありませんよ♪
ちなみに分離や結晶化しやすい CBD リキッドをご購入のお客さまにはニードルボトルをお付けしています。
ところで、、
湯煎したタイガーバームはどうなったのか?
さて、CBD リキッドの分離や結晶化対策はご理解いただけたと思いますが、、
ここまで読んで一番気になるのって湯煎したタイガーバームじゃないですか?w
僕は結晶化がすべて溶けることを知っていたので、タイガーバームがどうなるのか興味津々でした。
そういったわけで今回はタイガーバームを湯煎したらどうなるのか?でしたw
※冷蔵庫に入れれば1時間ほどで再び固形に戻ります。