CBDa Chemical Formula

成分について

CBDaとは?あの博士がCBDaの合成カンナビノイドを作成する理由

2020年1月16日

様々な薬の副作用において、辛い症状では、

吐き気

というものがあります。

製薬会社がCBDなど、カンナビノイドを深く研究するのには吐き気の抑制に関しての期待値があることもその一つの要因です。

その中で最も注目を浴びているカンナビノイドがCBDa。

カンナビノイドのGod FatherやGrand Fatherと呼ばれるあの博士が、新たな道を拓きました。

CBDaとは?その性質

CBDaとは

カンナビノイドはその特性上まず、人間の体内にあるカンナビノイド受容体への働きに期待がされます。

受容体に結合して、機能を活性化させる物質のことをアゴニストと呼びます。

アゴニスト

画像:引用元

CBDaにはカンナビノイド受容体、CB1受容体とCB2受容体に結合する性質はありません。

しかし、傷を負った場合や何かに感染した炎症に強く関連するCOX-2酵素をブロックするという特徴があります。

これは、エンドカンナビノイドシステムの働きです。

cbd_and_endocannabinoid
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更にCBDaにはもう一つ重要な働きがあることがわかっています。

体の中には上記 エンドカンナビノイドシステムの解説で出てきた受容体以外にも、様々な神経伝達を行うための受容体が存在しております。

そのうちの一つに中枢神経系のセロトニン受容体である5-HT受容体というものがあります。

CBDaはこのセロトニン受容体の5-HT受容体について、アゴニストであることがわかっています。

CBDもこの5-HT受容体に親和性があるのですが、CBDaはなんと100倍親和性が高いことが判明しています。

げっ歯類(ラットやモルモット、リスのこと)でのテストにおいては急性悪心の減少

THCとの併用では、CBDa が、吐き気を抑える結果を生んでいます。

制吐作用についてはあの博士曰く、「CBDの1,000倍」だと言い切ります。

製薬会社注目のCBDaは女性向き?

そして、セロトニン受容体に対して、 アゴニストであることもって、マウスでの実験においては、抗不安をCBDよりかなりの少量で示すことがわかりました。

本来セロトニン受容体は、読んで字の如く神経伝達物質セロトニンにより活性化される受容体です。

セロトニン(serotonin)は、感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わりストレスの軽減を司ってくれる働きをします。

そのため、幸せホルモンと呼ばれており、食事からのみ摂取出来るアミノ酸トリプトファン(バナナや納豆等に多く含まれる)から分泌されたり、太陽をよく浴びることで分泌されて、セロトニンになります。

セロトニンイメージ

更にそこから時間をかけて、夜は海外のCBDグミに含まれ、アメリカでは睡眠に絶大な人気を誇るホルモン物質、メラトニンにも分泌されていきます。

つまり、セロトニン自体が分泌されていかないと、夜の睡眠にも影響を与えるということなのですが、この分泌量が男性の方が女性より倍以上分泌されると言われています。

しかも、セロトニン分泌は女性ホルモンと連動。

慢性的なストレスや、日照時間が短い冬、冬季うつになりがちな女性はこれが原因の可能性もあります。

CBDaにはセロトニン受容体が活性化されることにより、精神の安寧にどのような役割を果たすか、臨床試験が望まれます。

CBDaは取り扱いに細心の注意が必要

慎重に扱う図

CBDaは熱が加わることにより、脱炭酸しカンナビノイドに入っているカルボン酸が分離することにより、CBDになります。

要するにCBDaはより生に近い状態でないと存在しない上に、レアカンナビノイドと言われるだけあり、CBDa が含まれるとされる商品でも、その多くは濃度が安定しません。

当然にCBDa として商品の中に入っていても、熱を加えるなどしてしまうと CBDに変化してしまうので、取り扱いには注意が必要です。

カンナビスの祖父Raphael Mechoulam 博士が最も注目しているCBDa

THCを世界で初めて分離させ、CBDを使った癲癇の臨床試験を80年代に行い全患者の発作を止め、カンナビノイド受容体やエンドカンナビノイドシステムの発見に大きな役割を果たしたRaphael Mechoulam博士は、その功績により様々な国際賞を授与し、映画になるほどの人物。(業界関係者は必見)

Cannabis企業への投資とリサーチをしているグループ、The Arcview Groupは10,000ドル(約1億1千万円,2021年9月時点)もの研究助成金を出すことを発表しています。

Raphael Mechoulam博士がなぜ再注目するのか

2019年9月にGod Father Raphael Mechoulam博士は、CBDaの合成カンナビノイドの化学合成に成功したことを発表。

カンナビジオール酸メチルエステル(HU-580)を安定して作れることをインタビューで回答しました。

CBDaが脱炭酸してしまうことで、簡単にCBDへ変わってしまう性質があるので臨床試験が難しく、多量の抽出が難しいことからこれまで研究が進んでいませんでした。

しかし以前よりRaphael Mechoulam博士は最重要カンナビノイドと位置づけ、数年かけて化学合成に成功した合成カンナビノイドです。

カンナビノイドを使った製薬ベンチャー企業 EPMの主任研究者のRaphael Mechoulam博士は、
「この カンナビジオール酸メチルエステル(HU-580) から、これから10年後20年後必須になる薬になることを確信している。

とまで述べました。

2020年にはラットでの生体実験を行い、嘔吐を軽減する能力が明らかに

次段階においての臨床試験など、更なる研究の結果が待たれます。

出典

CBDaの未来

現在、どういう働き方をするのか、理論上や多くの方がご利用になった経験値からはわかる
CBDa ですが、注目されるまでに長い時間がかかってしまったため、臨床試験が全然足りていないのが現状です。

最新のバイブル HEALING with CBD (邦題:CBD のすべて) においてもCBDa についての言及は多くされていませんが、

カンナビジオール酸メチルエステル(HU-580) の化学合成の成功もあり、どんどんとその可能性が示されていくことでしょう。

研究されている範囲が、女性特有の悩みにもリーチする可能性が高いことが以上でわかっていただけたかと思います。

世界一 カンナビスやHEMPに詳しい博士が最も注目するべきだと断言する カンナビノイド それがCBDa なのです。

まとめ

現在地球上で最もカンナビノイドに詳しく、THCとCBDの薬効においてエビデンスを作った偉大なRaphael Mechoulam博士が絶対薬にしたい。

と考えているCBDa。

現在天然のものは簡単に酸化してしまう特性のため、非加熱のフルスペクトラムCBDオイルにのみに入る可能性があります。

現在はPharma Hemp フルスペクトラムCBD オイルの3/5/10/15%いずれかのみに、期待がされます。

保管はより厳重に光に当てないよう、熱を加えないようにしてください。

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