「CBNの人気があるのだけれど、怖い思いをしないだろうか?」
「以前に一度だけ海外で吸ったことがあるけど、気持ち悪くなった...CBNもそんな風になるのでは?」
カンナビノール、通称CBNはTHCから分解生成するために不安に思われるのかもしれません。
CBNとは? Cannabinol / カンナビノール について解説
CBNはCBD,THCと並んで三大カンナビノイドと呼ばれるものの一つです。 CBNは100年以上前に同定されたカンナビノイドで、発見されたのは19世紀。 THCやCBDよりもずっと前です。 実はCBD ...
結論から言えば、パニックになるようなハイになることはまず無いでしょう。あっても極々稀な話だと思います。
その理由を今日、科学的見地やお客さまからの声とを合わせてご紹介。
現在のCBDが流行と捉えるのであれば、その兆しは2019年末頃からです。
2019年末当時CBNはと言えば、市場に殆どありませんでした。
これは原料価格が高騰だったこと、生産自体が殆どされてなかったことの影響。
また、現在のように沢山のレアカンナビノイドが市況に登場する状態にはなかったのです。
2020年に日本でCBDのスタートアップ企業が次から次に登場すると、アメリカではCBNが少しずつ話題になってきました。
すると徐々に日本でも、CBNのプロダクトが増加。
最初はCBDで体感を得られない人が
ということで人気が高まったような気がします。
さらにもっと広いニーズである、睡眠前の時間帯に使えそうだ。といったことを知った方からも高い支持です。
当店だとCBNカートリッジやCBNハーブはこの半年間、お店やECモールなど含めてどこのチャネルでも常にトップ5へランクイン。
広がりを見せ続けたCBNはCBDと組み合わせた製品まで人気が高く、その場合には夜お休み前に使用し始めることを勧めています。
カートリッジタイプやグミタイプの人気は、今も変わらず続いています。
店頭では、「CBDとはどう違うのですか?」と聞かれることも非常に多い。
CBDとCBNの違いは?
2020年の冬から急激に話題性が高まったのが、超レアカンナビノイドCBN。 これまでにもCBGなどのレアカンナビノイドがCBDとは違った薬効に注目、2019年頃に北米を中心にブームが始まり、スペインで ...
そしてもう一つ良くされる質問が、「CBNを吸って、ハイになりますか?」との質問です。
今回はそちらにフォーカスした記事になります。
目次
CBNはハイになるのか?そもそもハイとは?
THCでハイになる、精神作用がある。あるいは、陶酔作用があると言った表現がされます。
THCやCBDのことをカンナビノイドと言いますが、広義ではこれらを薬物とも表現。
今回用いる「薬物」とは、いわゆる麻薬のことを指しているのではありません。
例えばレムデシビル(抗ウイルス薬)とか、カルシウムの炭酸イオンである炭酸カルシウム(胃酸を抑える薬)のことも含んでいます。
ググると、薬物とは? 麻薬、ダメゼッタイなもの(警視庁や警察庁、厚労省の関連行政ページなどがヒットする)。
みたいなことになりますが、全く同じ漢字で似たような意味合いを持つ全然違うモノであることを理解してください。
つまり、薬物とは薬理作用を有する特定物質のこと。を指します。
ハイになるとは薬理作用をつかって、自分を酔わせること。とここでは定義します。
アルコールやニコチンに砂糖なども含まれます。
ただ、タバコを吸って酔うことや砂糖を含むお菓子で酔う。とは共感が出来ません。
Cannabisを吸ったことがない方の感覚的には、アルコール(お酒)と比べるしかないかな?と考えます。
もう一つは、ハイ(High)になるという表現によってテンションが高まる。という意味合いを持つ場合もありますが、これも少し違います。
そこもアルコールでの比較が分かりやすいです。
お酒に酔う時は気持ちがいい時、悪い時どちらも経験があるのではないでしょうか。
酔う薬物にはそう言った作用があり、THCの場合にはHIGHに対してBADという言葉が使われます。
これらを総称して陶酔作用と表現しますが、今回のハイはそれらを包括した意味での定義と考えてください。
ではどうしてそのような警戒が持たれるのでしょうか?
それは、CBNの形成経路がTHCからしか成り立たないところからです。
THCは時間が経過するとCBNになるのですが、これを分解生成と呼びます。
そのCBNを吸ってハイになるのか、様々な角度から確認です。
CBNを吸ってハイになるのか?化学的見地で確認
現在CBNカートリッジやCBNハーブを検討している方が、数人の感想だけでは不安でしょう。
例えば弊社スタッフが、「結構良い感じっす」だとか。
私が、「ハイっちゃハイっすね」
では全く伝わらず、不安が募るばかりです。
ここは敢えて、長い歴史があるエビデンスから見ていくのが良いと思います。
と言うのも実は、CBNがCBDやTHCより早く19世紀には同定された最初のカンナビノイドなのです。
ハイ≒陶酔作用について言及した論文からご紹介します。
CBNはハイにならない?45年前の結論
THCとCBNは人体の中でどう言う働きをするのか?といった研究はなんと45年以上前に発表されていますが、この論文では陶酔作用がないと結論。
この論文には、パウリスタ医科大学の日系移民Itiro Shirakawa先生の名前も連ねられています。
氏は今も現役で、ブラジル精神医学会の監督委員会の副委員長までも勤められたようです。
他にもカンナビノイドに関する論文をいくつか書かれています。[THCが生む不安に対してのCBDの働き] / [CBDはTHCの効果を妨げる]
中身を割愛しますがこちらを読むと、カンナビノイドは今も昔も精神医学研究の的になっていたことがわかります。
この頃(1975年)の論文にはまだCBNがいくつか見当たりますが、カンナビノイド研究の主役はTHCにチェンジ。
THCは脳や中枢神経で主に出現するCB1受容体のアゴニストといって、結合親和性が高くこれがハイになる要因とされます。
CBDはCB1受容体のアロステリックモジュレーターといって、活性化する可能性はあっても結合はしません。
CBNはこちらの論文でCB1受容体への結合親和性が、THCの1/4であることが示唆されています。
ここで間違えやすいので気をつけてほしいのが「結合親和性の高さと陶酔作用は比例する相関関係ではない」ということです。
つまりCB1受容体に結合親和性が高いからと言って、ハイになるわけではないのです。
脳内ではそれ以外にも非常に複雑な働きをしていることがわかっており、THCはドーパミンの分泌も強く促します。
2014年のテスト、結合親和性の答え合わせ
また、2014年の試験管内でテストされたカンナビノイドと受容体との結合力についてまとめた論文でも同じような結合親和性の数字比率(THC1:4CBN)が示されています。
この論文では次の表で結果が示されました。
CB1の列、左側の数字が低いほど結合親和性が高いとされます。
そういったエビデンスがある中、世界最高峰のCannabisメディアLeafly(リーフリー)に寄稿をしているDr. Emily Earlenbaughは当該メディアへ
「がっかりするかもしれませんが、CBNはハイにならない。THCが老化したカンナビノイドとして知られています。」
では、実際に使ってみた感想でもそう言ったことはあまりないのでしょうか?
CBNを吸ってハイになるのか?使ってみての感想は?
Youtubeで「CBD」のキーワード長らく検索世界一位のKOHH - CBD(Remix) feat. Red Eye, D.O
こちらの歌詞(リリック)では、「CBNを知ってるか。誰かがきっとこう言うさ、合法でもぶっ飛ぶんだー」という衝撃的なパンチラインが出てきました。
あれから1年、実際にお客様はどういった感想を述べられているのでしょうか?
CBNカートリッジを吸った場合
CBNカートリッジ5,800円(税込)はVapeManiaのオリジナル定番商品として、で定着しつつあります。
VapeManiaオリジナル CBNカートリッジ CBN420mg サブスク同時リリース
2021年12月に、VapeManiaオリジナル CBNカートリッジ CBN420mgがリリースになります。 第一弾はO.G KUSH。 D.O x VapeMania CBNペン型カートリッジ NE ...
サブスクリプションサービスとしても、なんと半額の2,900円からスタート出来ます。
新サブスク定期便!定期購入で選べる商品について
yugeどうも、CBD アドバイザーの Yuge です♪ 大変ご好評をいただいている VapeMania の定期購入は商品別にサブスクがお申込みいただける状態となっています。 ですので現状では、ひとつ ...
セット商品もあり、さらに最近SourDieselがリリース。
柑橘系の極みみたいな爽やかさを目指した、人を選ばない商品となっています。
さて、CBNカートリッジ単品の商品ページでは☆4.5 / 140件を超えるレビューをいただいています。(2022年10月20日現在)
エビデンスと照らし合わせて、いくつかのレビューを見ていきましょう。
2022年6月に投稿されたこちらのレビュー。
非常に丁寧で、このくらいの文章力を私も身につけておきたかったと思うほどの美しい便りです。
頭や身体での捉え方について、端的にしかし詳しく書いています。
丹念な文体から、正直な気持ちを表してくださっているので多くの人が参考にしているはずです。
これは、いくつかのエビデンスをなぞった答え合わせのようなレビューとえいませんでしょうか?
それに加えて、睡眠への言及もあり役立っているようで嬉しいです。
次は、様々な経験値がある方から。
21世紀に入り、世界中各地で一般人がCannabisを嗜むようになりました。
今日(こんにち)では、1日に2億人の人が毎日Cannabisを吸引します。
そんな中の一人"だった"方のこちらのレビューは、追い求めた先にCBNカートリッジを手にしていただいての感想です。
まさに求めていた感想ではないでしょうか?
心配になるほどではなく、かといってニーズに答えているすごいやつCBN。
次はまさにD.Oのバースを日々聞きながら、お買い上げされた方からのレビュー。
CBNは合法でもどうだったのか?
KOHH - CBD(Remix) feat. Red Eye, D.Oを好きで毎日聞いていることを公言しているこちらのレビュー。
(ここ)
「CBNを知ってるか?誰かがきっとこう言うさ、合法でもぶっ飛ぶんだ」
と言う歌詞の部分。
それを、そうではない(ぶっ飛ぶというより身体や心が整う感じ)と言ってくれています。
毎日CBD(Remix)を聴いてくださっているのであれば、これが本音であると確信出来ます。
これも相当な人が参考にしているのではと推察。
最後にCBNカートリッジ自体、合わなかった方の非常にありがたいご意見を。
こちらはCBNハーブは良かったが、CBNカートリッジは合わなかった。といった投稿です。
さらに効果がなかったと、ハッキリ書いてます。
このように、個人差があると言うことも同時に理解いただけると嬉しいです。
なお、極端に味がおかしかったり吸えなかったりする場合には遠慮なくお問合せにご連絡ください。 MAIL:info@vapemania.jp
CBNを吸って副作用は?気をつけるべきこと
CBDの利点はいくつもありますが、最大のポイントは副作用が少ないことと言われています。
それによって、小児癲癇の処方薬になったのです。
CBNの副作用や、気をつけるべきことはどんなことでしょうか?
CBNは眠くなってしまう?
CBNを吸うと、眠くなるのでしょうか?
結論、化学的には決定的な証拠に欠けている。とされています。
しかしながら、使ったことがない人はまず夜からお使いいただくことが良いです。
また、他のカンナビノイドが一緒になったりする場合やテルペンが加わる場合にはバイオアベイラビリティ(生体利用率)が変化します。
レビューも沢山集まっていますので、じっくりご覧いただくことも推奨です。
次はある意味で最もリスキーなことと言えるかもしれません...
大麻使用罪が作られたらリスキー?
化学的にも、社会学的にも誰も得しない。とリアルな有識者からも非難轟々で、多くのユーザーが不安を感じているマイナスだらけの大麻使用罪。
大スター、元プロ野球選手の清原さんの担当医も務める依存症治療の第一人者松本俊彦先生も厳しく無駄であると指摘しています。
医療大麻解禁を厚労省が発表 。日本の医療大麻とは?
2022年9月29日(木曜日)、Yahooニューストップ、テレビ朝日、TBSが医療大麻解禁を報道しました。 海外からはロイターも。 VapeManiaでは、過去何年にも渡って医療大麻について発信。 2 ...
しかしながら、現実というのは時に残酷です。
実装されたときのことのリスクを考えてみます。
注意するべきは、イノムアッセイ*と言う現在では覚醒剤の尿検査に用いられる検査方法を使うと大量のCBNを摂取した場合にTHCの陽性反応が出てしまう可能性。
現状の法律では全く問題はないのですが、大麻使用罪が出来ると大きなリスクになる可能性があります。
また、すでにアスリートではボクシングの井岡選手が似たようなトラブルに巻き込まれました。
未来的にリスクがあるかもしれません。
さらに、慣れない人がいきなり大量のCBN(目安は300mg以上)を一気に摂取しない方が良いでしょう。
1/4の結合親和性があるということは、多量に摂取する場合には大きく作用してしまう可能性があります。
またCBDと違い、許容量についての明確なエビデンスはありません。
まとめ
大変多くのユーザーから支持があるCBN、ここからどこまで需要が伸びるのか見えないほどです。
基礎研究や一部臨床試験では、
- 抗炎症作用
- 鎮痛作用
- 緑内障
- 食欲増進
などのメリットがあるのではないか?と考えられています。
特に食欲増進するという薬剤は、THCを除くと世の中にほぼ見当たりません。
医療大麻が緩和ケアに求められている理由はここになります。
ハイにならずに緩和ケアが出来るようになる可能性を秘めたCBN、実は高い期待がもたれています。
その中で、気化摂取の製品を並べているVapeMania。
エビデンスとレビューの結果から
多量に摂らずに、ご自身にとっての程よさを、少量ずつから摂取して見つける。
このやり方であれば、CBNでハイになるということはありません。
また、一部薬剤との組み合わせなどはどうなるか見えないこともあります。
向精神薬などを服用している場合にはCBNのエビデンスを見せながら、医師と相談し利用するかを確認してみましょう。
初めての方の急な大量摂取は厳禁。
未来の法律変更の場合には、使用量を気をつけることが必要になるかもしれないことを覚えておいてください。