当店では1年以上に渡って、銀座東京クリニックの院長で、医療大麻の真実の著者 福田一典先生へ無料相談が出来るサービスをしております。
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多くのお客様の助けになり、私達が答えられない医療的薬効的な話についても的確にお答えいただけます。
その福田一典先生へ今回はこれから先のCBD と医療大麻の未来について、様々突っ込んで話をお聞きしました。
目次
福田一典先生がCBD にたどり着いた経緯
大学時代を含めて42年間ずっとガンの研究、専門医としてやってきた福田一典先生がCBD にたどり着くのは非常に自然なことでした。
私達は医療の畑を歩いていませんが、話を聞くとその実情や先生が目指してきたこと、日本人誰もがいずれかかる病気について真摯に向き合ってきたことが改めてわかりました。
福田一典先生のキャリア
現在も銀座東京クリニックで数多くの患者を迎え入れている福田一典先生 がCBD に辿り着くまでの道のりを追うのに必要なキャリアを振り返ります。
- 熊本大学の医学部を卒業後同大学、鹿児島出水市立病院での外科勤務、久留米大学・北海道大学、アメリカバーモント大学にてがんの分子生物学的研究を行った。
- 一度漢方で有名な株式会社ツムラに平成4年から勤務し、その後平成7年から国立がんセンター研究所にガン予防研究部第一次防研究室室長、ここでガン予防のための漢方薬の研究に従事。
- 平成10年 岐阜大学医学部東洋医学、東洋医学の臨床などを助教授として行い、さらにここで漢方などについても見識を深めていた模様です。
- 平成14年5月に墨田区両国2-20-12のマンションの一室にて、遂に銀座東京クリニックを開業。
がん患者の漢方代替治療カウンセリングを中心とした診療で、
平成15年8月に現在の中央区銀座5-14-9石和田ビル5階にクリニックを移しより本格的に補完治療を開始し、これまでに毎年約1冊ペースで19冊以上の本をお書きになっています。
福田一典先生 へCBD についてインタビュー
ここからは8月某日、ゲリラ雷雨が吹き荒れた直後の透き通った空気が立ち込める夕方銀座某所にて行ったインタビューの内容を書き起こしています。
福田一典先生 へCBD についての付き合い方やその他漢方医療や代替医療とどのようにCBD を一緒に使っていくのかなども含め、深くお聞きしています。
(以下、L → LuLu店長、福田先生 → 福田一典先生、大 → Guest:大浦様)
Lからご紹介
L:熊本大学医学部卒業後、久留米大学 → 北海道大学 → 米国バーモント大学 → 株式会社ツムラ国立がんセンター研究所 → 岐阜大学などでがんの臨床や緊急に従事された後、2002年に銀座東京クリニックを開業されました。
ガンの漢方治療と保管/代替医療を実践されています。
その治療方法と言うのは通常行われる外科手術放射線治療免疫療法などの化学治療がん治療では組み合わせて行われるんですけれども、福田先生は身体自体の抗ガン力を高めたり免疫力を高めてがんと上手に付き合っていくと言う考え方のもと、漢方治療代替治療を行っています。
さらに西洋医学の知識もあり科学的研究で新たに見つかった生薬治療も取り入れて、積極的なアプローチで活動されています。
今現在、銀座東京クリニックは開業して18年と聞いていますが、どうして漢方医療になったのでしょうか?
福田先生:大学を卒業したのが1972年で、42年間入学してからトータルして全て(大学入学から2020年まで)ガンの治療研究をやってきました。
外科から始まって病理学、生科学、分子生物学、そのうち製薬会社で薬を開発し出しました。
国立がんセンターでガン予防の研究、岐阜大学で東洋医学の研究をしてました。
とにかく最初のうちは外科的に取る、抗ガン剤でガン細胞をなくす、やっつける。
つまりガンそのものに対峙していた。
ただそのアプローチだけではガンには勝てない。
42年間研究し続けているけども今もガンに勝てるとは言えません。
毎年100万人ガンが発生して40万人以上なくなっている、10人に4人位が数年以内にガンで亡くなっているのです。
そういった中で体の治癒力を高めるなどの発想、つまり体の免疫力、体の治癒力を高めることによってがんの治療に役立てないか、と言うことが行われてなかった。
そのため、そういうことをしようと思って20数年前に(免疫力治癒力を高める研究などを)始めた。
よく調べてみると、中国では抗がん剤と漢方を併用することによって成績を上げていることを知った。
漢方を主体としたクリニックを始めようと思って、18年前にクリニックを開いたと言う経緯があります。
L:中国では進んでいたのですね?
福田先生:漢方は進んでいるというか3000年以上前から使われていて、ガンの治療にも積極的に取り組んでいる姿勢が見られた。
大麻、ヘンプに注目し出した流れ
これまで、福田先生のキャリアについて紐といきました。
ここからは福田先生が CBDに出会う、その手前には医療大麻に出会っているはずですが、そのあたりを突っ込んで聞いていきます。
L:ありがとうございます。
大麻やヘンプに注目しだした頃はどういったきっかけですか。
福田先生:私がガン治療に役立つことを探してる中で医療大麻のガン治療に役立つと言う情報は10年位前から入ってきていました。
動物実験だとか細胞を使った実験で、カンナビジオール(CBD)やテトラヒドロカンナビノール(THC)が癌細胞を死滅する(アポトーシス)、抗がん剤の副作用を軽減すると言ったことがあった。
それで私が興味を持ったのが、2014年位。
そもそも日本は法律上で使えないからあんまり興味がなかったのですが、CBDオイルと言うものがアメリカや欧米ヨーロッパで結構使われていると言うので、早速輸入して使ってみると、それなりの効果を実感できた。
(以降も)CBDの研究もするし、実際に(自身、患者さんに)使ってみることを続けていました。
基本的にCBDあるいは大麻と言うのはもともと中国では2000年前から使われている。
中国医学でも大麻は書物の中では上薬として記され知られている。
注釈
神農本草経(じんのうほんぞうきょう)
神農とは4,5000年前に言わば薬祖神として祀られているため、(神農が書いたわけではなく)その名にあやかって書かれた約2000年前に記された中国最古の薬物書
10年前第一類から第三類に分けられた医薬品ですが、既にこの書では当時から上薬中薬下薬と、3種に分けられていた。
下薬(げやく125種類)・中薬(ちゅうやく120種類)・上薬(じょうやく120種類、下品・中品・上品ともいう)
また、インドでは3500年前位から使えるアーユルヴェーダと使われていて薬草としては非常に優秀。
私も漢方で薬草を使って治療を行うと言うことで、大麻に非常に興味を持って本を書いたりブログで発信したりしました。
注釈
医療大麻の真実 マリファナは難病を治す特効薬だった!
は、2015年10月に出版。
(amazonなどでも買えます。)
L:大麻が体に良いと知ったのは私自身はCBDが出回った2016年とか2017年位ですね。
福田先生:研究自体、論文は2000年代前半からあった。
目についたのは、2013,4年頃実際CBDが難治性癲癇に効くというのが明らかになった。(シャーロット・フィギーが生んだ CBD 文化参照)
アメリカでは実際に、癲癇に使われている。
しかし、日本では効くと言ってはいけない。(新規業者様はお気をつけください。)
あくまでも、一般的にCBDのことであって、CBDで症状改善、癲癇発作の改善、いくつかの国では実際にそうつくわれている事実だけ。(発信している)
シャーロット・フィギー が生んだ CBD 文化
シャーロット・フィギーをご存知でしょうか? 今日のVMC VapeMania CBD Dispensary があるのは、彼女のおかげです。 私は会ったこともない彼女の存在を、一生忘れることはありません ...
福田先生にCBDとは何かを解説してもらう
福田先生はかの有名な山本正光医療大麻裁判でも証人として立つなど、医学的薬学的に大麻をご存知です。
それにはカンナビノイドの理解は必須。
VMCがスタートしたのが2017年。それより2年も前に医療大麻の真実 を出版した福田一典先生にCBD を解説してもらうのはかなり意味合いがあると考えます。
L:CBDは具体的にどういう成分で、どう作用するのでしょうか?
福田先生:大麻は何百種類といういくつも成分がある。
カンナビノイドは100種類以上知られている。
有名なのはTHC,次にCBD,その他にさらに100種類以上ある。
THCは精神作用があり、CBDには精神作用がない。
THCは精神作用があるため多少副作用があって、CBDがTHCの効果を高めたり、副作用を抑える論文がある。
同様にTHC単独よりも大麻そのものの方がいいといった理論もある。
ただ、日本の場合は大麻が使えないから。
L:CBDはひとまず使えるようになっているけども、実際にはTHCと組あわせた方がより良い作用が得られることはわかっているけど、今のところ日本では使えないと。
福田先生:ただ病気によってそれはまた変わってくる。癲癇の場合にはCBDだけの方がTHCは逆に悪化させる。(フルスペクトラムCBDとアイソレートCBDと比べているわけではないので注意が必要。)
痛みをとるとか、多発性硬化症の場合にはTHC1:CBD1の処方薬SATIVEX(GWファーマシューティカルズによって販売されているナビキシモルス、商標名:SATIVEXのこと。THC 2.7:CBD 2.5 割合のスプレー型処方箋)がある。
CBDだけ(Epidiolex,実際にはフルスペ)、SATIVEXの製剤のみが欧米で認可されている。
L:研究が進んでいるとみたのですが。
福田先生:世界中では進んでいる、ただ日本ではなかなか出来ない。
あまりやられていないと言えます。
カンナビノイドシステムはとても重要ですし、大学の先生方で生理学的にあるいは薬理学でははカンナビノイドシステムはもちろん研究している方もいる。
大麻の薬効は日本で研究してはいけない、というルールがあるため。
(大麻取締法 第三条 大麻取扱者でなければ大麻を所持し、栽培し、譲り受け、譲り渡し、又は研究のため使用してはならない。)
福田先生はそんなCBD を患者さんに使いますか
多くの人が気になっているCBD 、この記事をご覧になっているあなたもとても気になっているトピックだと思います。
福田一典先生は実際 CBDをクリニックで使うことはあるのでしょうか、聞いてみました。
L:来院する患者にCBDを使うことはありますか?
ときどきある。漢方とか他の医薬品100種類以上を使っていて、その中にCBDがある。
抗がん剤の副作用(緩和)神経のダメージに効くという臨床試験の報告がある。
そのため、薬なり漢方を使ってみてうまくいかないときに、CBDで試してみましょうか。と勧めることはある。
癲癇の患者に勧めることがあるけど、(銀座東京クリニックは)ガンがメインなので。
症状:痛み、しびれ、不眠 の場合に使うとそこそこ効く場合もある。
L:CBDを販売している側と万能でサプリとして販売しているけども、サプリの領域を超えているような認識もなくはないけども、どうでしょう?CBDは突出して強い?
福田先生:いいえ、他の漢方の方がよっぽど。使い方による。
CBDのEpidiolexの第三相試験では10%が副作用で脱落している。
前段階に、人数の健康成人において、ごく少量から少しずつ「くすりの候補」の投与量を増やしていき、安全性はどうかについて調べます。血液や尿などの中に存在する「くすりの候補」の量を測り、どの程度の速さで体内吸収排泄されるのかを調べる第Ⅰ相試験。
効果を示すと予想される比較的少人数の患者さんに有効性、副作用はどの程度か(安全性)、どのような使い方(投与量・間隔・期間など)をしたらよいかを調べる第Ⅱ相試験がある。)
効きめを高めようとして、癲癇を抑えようという量を使うと10%が脱落。薬効があるものは必ず副作用がある。
ある程度でうまく使うと、いい健康作用とか出てくる。
(副作用についての内容は後述)
言いにくいのは、薬効はあるけど薬効とかは言えない、ただ学問的に言うのは問題ない。
使う人はちゃんと理解して、自分の責任で使うサプリメント的な役割で使うべきである。
大浦:漢方の中でCBDと似た作用はあるか?と聞いたらない、とおっしゃるんですよね。
福田先生:(漢方の中でCBDと似た作用があるものは)ない。カンナビノイドが特殊で、カンナビノイド受容体に働きかけるのは基本的には大麻にしかない。
CB1受容体とか、CB2受容体に作用するものは今の所ない(カリオフィレンについては後述)。
見つけようと思って大麻以外で漢方などでハイにならないかな、と調べたがなかった。
大浦:ウコンは肝臓に負担かかるけど、CBDの副作用は傾眠しかないと思っている。漢方の組み合わせ(漢方のうまくいかないところをCBDで補う)
L:万能というよりはいい部分もあるけども、他にも良い漢方いい働きがあるものがあるという感じなんですね
福田先生 :
内因性カンナビノイドシステム(エンドカンナビノイドシステム)と言うものがある。
心身を調節制御するシステムの1つ。
そこに(CBDやカンナビノイドが)作用するから、いろんなものに効く可能性がある。
万能薬とは漢方でもよくいう。
例えば、高麗人参はCinseng(人参のラテン語、つまり朝鮮人参=高麗人参の学名は、「万能薬人参」になる。
なぜか?温泉は万病に効く。体の治癒力を高めてやれば悪いところが治る。生理痛、冷え性温泉で治る。
温泉にCBD は合うのか?実際に浸かって試してみました。
「温泉行くならCBD持ってってよ」 この一言からCBDリキッドとCBDワックスを山形へ携行することになったわけですが、、 aki温泉でCBDを摂取したらどうなるんだろう? 僕にもこういう興味があったの ...
悪いところが治るから、一見万能薬に見える。
私は健康だからあまり関係ないから、睡眠が良くなるくらい、あるいはそのーそのくらいであって。
いろんな症状がある人が飲むとひょっとしたらそれがうまーく作用すれば、そう言う風に感じるのかもしれない。
L:先生の患者でCBDを使って、いい変化があった人はいますか?
福田先生:もちろん沢山いますよ。
症状が改善すれば、良いことになるわけで。
私は症状がないからあまり関係がない。そういった治療をやって、たまたまか、ある程度効いて症状が改善すれば良くなったといって、病気の治療は薬の使い方の技術。
患者さんがきた場合には、この人によってはどうやったら病気を治すことが出来るか。
場合によっては、言葉だけでも良い。
その人の症状によってはCBDを使った方がいい場合もあれば、漢方を使った方がいい場合もある。
私の場合には治療の1つの手段。他の人が使う場合には、ある程度自分で使ってみるしかない。
L:自分の心地いいところを探りながら予算とかも含めて、使うことを推奨するべきなのですか?
福田先生:そうですね。私の場合には抗ガン期待で数百ミリグラムを使うこともある。
普通の人は自分の量を自分で決めながらやっていく。
量を増やすと眠気が出る、と言ったような副作用は知っておくべきです。
L:おくすりと違って用法用量が決まっているわけではないのですね。
福田先生:機械は線形、入力すれば決まった出力で決まった動きしかしない。
生命体は非線形。その時の体調によって、同じものを摂っても結果が変わるから、漢方の場合でも同じで常に修正していく。
CBDも製品によって微妙な違いが出る。
漢方をやっているとそこが醍醐味でもあります。
L:CBDが保険診療によって使われる可能性があると思いますか?お客様によっては負担が大きいと感じている。
医療に関わる人からするといかがですか?
福田先生:Epidiolexは癲癇の治療として認められるようにはなると思っている。
癲癇の患者さんが動けば認可される可能性はある。
他の病気では考えにくい。
(注釈:8月3日にFDAから難病結節性硬化症にも適用認可された)
福田一典先生は、CBD に限らず医療大麻の未来 をどう考える
日々、G7どこの国であっても医療大麻は議会で話がされています。
2020年9月にはフランスでも議会で紛糾があったばかりだと言います。
(2020年10月、医療大麻を対象患者3,000人に無料配布することが閣議決定、実行は2021年3月)
日本では安部元首相がお使いであったという話があったり、夫人の安倍昭恵さんがHEMPに強い関心を持ったりしていましたが、終ぞ医療大麻のまともな議論は行われていません。
2020年3月から臨床試験が行われる、と言われていた沖縄赤十字病院でもいまだに使われていないとのこと。
ついに日本で!大麻製剤てんかん治験が開始。CBDとてんかんの関係は?
年末、2019年12月28日(土曜日)早朝、すごいニュースが飛び込んできました。 来年度早々に、大麻製剤の治験が沖縄で始まる、という歴史的なお知らせです。 目次CBD治験とも言える?大麻製剤治験とはな ...
いくつもの臨床試験結果が世界中で出ているため、今回の新型コロナ騒動を見るに、緊急時にはそれら(臨床試験)を超越することが出来るがわかってきました。
ある時から急に扱いが変わることも予測されます。
今日まで福田一典先生はCBD を使ってきましたが、医療大麻自体の未来をどう考え、どのように扱おうと思っているのかをズバリ聞いてみました。
L:もし先生が医療大麻が使えるようになったら使用しますか?
もちろんする。(超即答)
そのために本(医療大麻の真実)を書いた。
アメリカの8割の医者が有用だと言っている。
向こうで医療大麻を使って抗がん剤治療していた人がかなり楽だった、と言っている。
向こうの小児用患者にも積極的に使おうとしているし、有用だからどんどん広がっている。
色んな偏見がある。
アメリカは(大麻解禁の)住民投票をすれば6割は賛成する。
日本では反対ばかり。
L:そうなんですかね?CBD使ってみてもらう人はかなり肯定的なことばかり。
アメリカでは大麻禁止といえば選挙に落ちるし、大麻解放を打って出て選挙に出れば当選し、日本では落選する。
CBD の製品について質問
インタビューの途中で休憩があったので、私が聞きたかったこと(知識なかったこと)や、インタビューをした店長とゲストの大浦様から聞きたかったことをお聴きになられました。
私:Epidiolexの副作用とはなんでしたか?
福田先生:下痢、肝障害。
体重あたり1kg20mgとかになると大量になるとそういうことになる。
L:一番気に入っている製品とかはありますか?
福田先生:私は健康だからよくわからない。
大:患者さんから聞くことは?
福田先生:それもあまりわからない。
L:一緒に摂取するといいものは、カリオフィレンと摂ったら良いとはいうけど、CBDしか摂れないアスリートに向けて何かないでしょうか?
福田先生:CB2受容体のアゴニストであるカリオフィレンは扱っている、飲ませているし、リピートもする。
ビタミンを摂ったら相性がいい。
CBDとの相性がいい論文もあるし、実際良かったこともある。
鎮痛、抗炎症作用など期待出来る。
カリオフィレン、香辛料(胡椒など)とかに入っている。(コパイバオイルにはめちゃくちゃ入っている)
CBD それぞれの製品はどうやって使い分けるべきか
私達が3年半扱ってきた中で、フルスペクトラム CBDを取り扱い始めたのは2年4ヶ月前。
フルスペクトラム CBD リキッドは当時日本で初めて取り扱い始めたのでした。
1年以上経過したところで、フルスペクトラム CBDを扱い始めてからのお客様のフィードバックが明らかに変化しました。
その時の衝撃は忘れることは今もなく、読めない論文等も掘り起こしていくうちに、臨床試験の中でフルスペクトラム CBDとアイソレート CBDを使った場合、CBDの含有量が1:10の差で同等の結果が出ているものも御座いました。
福田一典先生がCBD を取り扱い論文を軽やかに読み込む中でどういった視点になるのか、どのように使い分けるべきなのか最後に聞いてみました。
L:フルスペクトラムCBD,ブロードスペクトラムCBD,アイソレートCBDの使い分け方法を教えてほしいです。
福田先生:難しいので、試行錯誤して使い分けていくしかない。漢方の場合も増やせばいいといったことではなく、それぞれが打ち消してしまうこともある。
相乗作用がある場合、そうじゃ無いこともありうる。
身体は非線形なので、どういう具合で症状が改善するかなどは、試してみるほかない。
L:フルスペクトラムがいいとか、ブロードスペクトラムの方がいい。アイソレートがいいとは一概に言えない、ということですね?
福田先生:大麻の場合にはアントラージュ効果がいいと言われている。
色んな成分が相乗的にするのは確かにいいことだが、計算は出来ない。ちょっとした製品の違いなどもある。
相乗的によく効く場合もあるし、あまりそうでは無い場合もあるし、かえってマイルドになりすぎる場合もある。
製品がよく効く、いい組み合わせが見つかるってこともある。
いろんな製品があるので、試してみて症状に合わせても使い方も工夫しなければならない。
L:以上になります。先生の文献をたくさん拝見して、私達の活動も応援していただけて、今日はこういう機会が作れて大変嬉しいです。ありがとうございます。
福田先生:いえいえ
L:当店はご来店いただくことで試してみたりすることが出来るので、相談していただければ対応いたします。電話や、Zoomなども出来ます。
VMCでは福田先生による無料相談を、メールで受け付けています。
今の症状、飲んでいる薬(年齢、性別、名前)を送っていただければ、そのメールを福田先生に転送し、福田先生からの回答をVMCが受け取り、お客様へ転送するようになります。
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アフタートーク
まだまだ聞き足りない私達は、撮影が終わった後も福田先生に CBDや漢方の事を質問してみました。
L:勉強になりました、いろいろなケースがあるのですね。万能では無いのですね。
福田先生:体の治癒力に作用する、悪い人にはその症状が改善、常に万能薬というのはない。
大:ブーストみたいなものが近いのですね
L:食べるものとか、生活習慣色々なことが重要なのですね。
私:大浦さん、何かお聞きになりたいことございますか?
大:漢方についてはどういう形状があるのでしょうか。麻黄湯(先生も働いていたツムラ製薬様から出ている風邪の時に飲む漢方)を飲んで非常によかったんですよ!葛根湯よりよかった。
福田先生:実証していますね、普通は生薬を混ぜて煮出すのが漢方の基本。あるのは殆ど粉。
大:千と千尋の釜じいみたいな
釜じい 千と千尋の神隠し より
福田先生:結局セカンドライン(手術不可能ながんに対して抗がん剤治療する場合の2番目の抗がん剤治療のこと)すると、精油成分、テルペンが飛んでしまうことがある。インスタントコーヒーと煎れたてのコーヒーが違う。淹れたての香り成分に薬効がある。
大:漢方の大麻はどう使われていた?吸ったりしてたのですか?
福田先生:実は漢方では大麻と他のものは混ぜない。大麻の処方の方法はどこにも書いてなくて、おそらく薬草としてもしかしたら吸ってたのかもしれない。2500年前(3000年前との資料もある、以下*にて)の中央アジア永久凍土の墓の女性の大麻がいっぱいあった。鎮痛で使っていたことが裏付けられている。
大麻は鎮痛で使っていた。宗教的に焚いて使っているうちに、鎮痛に気がついたのかもしれない。
*2016年、中国北西部にて2500年前の墓から、13本の大麻草が見つかった。この墓は車師(しゃし)あるいは姑師(こし、きょし)文化に関連するものとされる。
車師は、中国(東トルキスタン)に存在したオアシス都市国家で、姑師はその前の時代に当地に存在した土地の名前。シルクロード交易の要所になっていた。
墓の死骸は35歳前後の白人男性とされる。
(参考)
それ以前に、トルファンの西、シベリア南部でもスキタイ人の埋葬地で紀元前1000年頃の大麻の種子が出土した。ここに埋葬されていた女性のひとりは乳がんで死亡したと見られ、痛みを和らげるために大麻を使っていたのではないかと考古学者は考えている。
L:私たちも食べたりしますよね。
福田先生:(CBDは)脂溶性ですから、油に溶かしたりした方がいいと思われる。なんなら舌下で摂るよりもミセルというものを使って、消化器官から吸収するようになる。肝臓を通らずに全身に回るとも考えられる。最近はチョコレート、生クリーム、油と取ればいい。
L:CBDチョコレートはやはりいい気がします。
福田先生:大麻(Cannabis)自体でも海の向こうでは、チョコレートに入れて摂取することが結構あるみたいですけど。油性のものと一緒にすると吸収しやすくなる。
L:漢方もそう言った作用ですよね、体を温めたりとか。THCやCBDのエディブルでも体が温まった、と言ったようなレビューをよく見かけます。
私:乳製品はどうなのでしょうか。グミに入っているゼラチンはどうでしょう?グミはどうでしょう?
福田先生:(牛乳とかは特に非推奨ですが)生クリームはいい、乳製品は多少油がある。
ゼラチンはタンパク質。
油性のものはミセルになって、肝臓を通る門脈(とは、解剖学の概念で、二つの毛細血管網にはさまれた血管を指す。一般には、消化管を流れた血液が集まって肝臓へと注ぎ込む部分の血管、肝門脈(英: hepatic portal vein、HPV)を指すことが多い。)を使わずに、消化器官のリンパ管から全身に巡らせることができる。それが大事。肝臓を通さずにいける。普通に撮ると血中に入って、門脈を通ることになる。
私:酸化していない油の方がいいのでしょうか?
福田先生:魚の不飽和脂肪酸のオイルとか、肉の油、の方がいいかもしれない。新鮮な油、新鮮なオリーブオイルがいい。オリーブの黄色い部分はフラボノイドで抗酸化作用がある。
私:油と一緒に摂った方が良いというのは先生のブログでも拝見してまして。油を摂って、CBDオイルを採ると良いのでしょうか。
福田先生:(舌下摂取が生体利用率が高いとされているが)舌下がどれだけ吸収するか、わからないという部分が正直ある。
私:弊社では腸溶カプセルを作ったのですが、いかがでしょうか。
福田先生:それも水とかお湯で摂ってしまったらあれなので、油と一緒に摂っちゃった方が良いかもしれません。
私:太白ごま油はいかがでしょうか、アーユルヴェーダの先生にオススメされました。
福田先生:セサミンは抗酸化作用が強いからかもしれません。僕自身もケトン食のような食事をしていて、油を積極的に摂っていて、アナンダミドを買って油に溶かして摂っています。
私:アナンダミド是非、譲ってもらいたいですね。
福田先生:診察にくれば、与えることも出来なくは無い。理論的にはアナンダミドは油で吸収されるはず。血中にいかず、胃で分解される可能性もある。アナンダミドを分解する酵素を抑える作用がCBDにはあります。
大:診察料は?
福田先生:1回4,000円〜5,000円、初診料は10,000円です。
まとめ、動画でもみられます。
CBD についても、医療大麻についても幅広くお答えくださった福田先生。
今回のインタビューはYoutubeでも限定公開。
是非ご覧ください。
こちらの投稿はCBD 製品の効果効能を保証するものではございません。
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