あなたがもし耐えられない痛みがあって、いろいろ試してもダメな場合諦めますか?
今、難病を抱えていて医療大麻に辿り着いたとしたら、日本で使えたらいいなと思いませんか?
いきなり海外に行くのは難しいものですが、それでも国内旅行に要する時間くらいで辿り着ける合法化地域もあります。
私は立場上、医療大麻をオススメできる立場にはありませんし、当然に違法行為を助長するものではありません。
医療大麻 が日本で使えるならば使うと明言した福田先生に代表されるように、今は世界中でカンナビノイドに関する論文が2本/1日 ペースで生まれている状況です。
銀座東京クリニック 院長 福田一典先生 に聞く CBDの正しい使い方
当店では1年以上に渡って、銀座東京クリニックの院長で、医療大麻の真実の著者 福田一典先生へ無料相談が出来るサービスをしております。 1.お問い合わせの際は下記の件をメールでいただきますと [病名] [ ...
厚生労働省もいよいよ日本特有のHEMP品種 とちぎしろ のカンナビノイドを検査しそれを公表しました。(繊維型大麻草およびその濃縮物中のカンナビノイド含有量の調査)
さらに2022年9月29日、ついに医療大麻解禁を厚労省自ら発表。
医療大麻解禁を厚労省が発表 。日本の医療大麻とは?
2022年9月29日(木曜日)、Yahooニューストップ、テレビ朝日、TBSが医療大麻解禁を報道しました。 海外からはロイターも。 VapeManiaでは、過去何年にも渡って医療大麻について発信。 2 ...
具体的な解禁日時の発信が待たれます。
2020年になって、CBDやTHCが新型コロナウィルスや肺炎などの症状によるサイトカインストームを防ぐことが考えられる。
と、数多くの論文が上がりました。
しかしアメリカのメインメディアでの報道などは確認出来ましたが、日本国内では完全にスルー。
取り上げられたことは一度も確認が出来ませんでした。
それはそうです、わかりやすく言えば誰もわからないからなのです。(存在しない訳ではありません。)
安心してください、世界中にいますよ。
しかも行政や大手製薬会社、あるいはこれまで関係なかった大手企業がとてつもない金額を使って、日進月歩で非常に進化しています。
致死量の存在しない医療大麻、日本から簡単にアクセス出来る場所をご案内します。
目次
医療大麻 日本から海外に行けば使える?
日本では大麻取締法という厳しい法律があり、海外で使っても大丈夫なのか?という心配の声が聞こえてきそうです。
結論から言えば、医師の処方がしっかりと得られる場所であれば、大麻取締法4条3号(大麻から製造された医薬品の施用を受けること。)にて禁止されていることには大麻合法化地域での利用は引っかからないと考えられます。
これは、大麻取締法3条1項、24条の2第1項にある大麻取扱者(同2条参照)以外の者が、大麻をみだりに所持したことで成立するとあるためです。
では、具体的にどのようにしたら使うことが出来るのか?
世界の様々な国で合法化や非犯罪化がなされていますが、元は殆どの国で違法なもの、治療効果のないものとされてきました。
それに伴う変化は国や地域によって大きく変わります。
その辺りに注意しながら間違いのない手続きを踏むようにしてください。
合法化地域での利用、気をつけるべきこと
一番重要なのは、治療を受けた後にその医療大麻を国内に持ち帰らないことです。
もし「てきめん」だった場合で日本に帰らなければならない事情があった場合には、ある意味では全く効果がない時よりも非常に辛いかもしれません。
それでも絶対に持ち込まない方が良いでしょう。
現在は憲法の基本的人権が大麻取締法を上回るような判決は、令和2年の今もみたことがありません。
現地では各種手続きに誰かの協力が必要になるかもしれません。
医療大麻を日本から海外に使いに行くと仮定した場合、当然処方する医師がいます。
その時点で大麻をどこかから買って一人で使うことにはならないので助けが必要なことは当然とも言えますが、例外もあります。
アメリカのディスペンサリーなどでは、医療大麻にも嗜好用大麻にも使える喫煙用のバッズそのものが誰でも簡単に買える場合があります。
専用のアプリでディスペンサリーの場所をチョチョいと調べれば誰の助けもいりません。
これについては「医師の処方がしっかりと得られている」とは言えません。
実際には合法化地域での利用、所持していたことでの逮捕案件は聞いたことがありませんが、大麻取締法の適用になるかは自己判断になります。
SNS等での積極的な発信でさえ、何らかのリスクにはなるかもしれません。
その場合には少しの覚悟が必要です。
知識を持っておくことの重要性
今のうちから、あるいはなるべく早く知識を得ておくことにデメリットがあるでしょうか。
CBD 製品を日本で一番多く提供してきた私達が直接現地で最先端の情報を持っている方々からいただいた知識です。
特にアクセスが簡単で、それぞれにメリットデメリットがある点を比較出来るようにいたしました。
学んでいくうちに大麻の多様性を改めて実感させられます。
研究や技術の進化により、大麻の研究、また大麻そのものも大きく進化しているのです。
進化する医療大麻 日本に住む人に向いているのはどんなもの?
すでにお気づきだったりご存知の方も少なくないのですが、医療大麻と一言で表しますが、実は様々な種類があります。
私も以前は誤解していました。
なぜかは、後述します。そしてこれが分かると、医療大麻がどうして解禁反対派の人に伝わらないかが分かるヒントになります。
最近は医師や専門官の方がより正しい発信をしているので、そちらを参考にするのも良いでしょう。
様々ある医療大麻 を日本に在住していて法律遵守をしているような方にはどのようなものが適しているのか。
様々ある医療大麻から考えていきましょう。
嗜好用大麻と全く同じの医療大麻
まずは日本人の方がイメージする大麻はこれが一番多いのではないか、という摂取方法の喫煙タイプのものです。
実は上記の写真は医療大麻です。
もちろん、嗜好用大麻としても使うことが出来ますが、心身のケアのためにこのタイプがベストな方は少なくありません。
時にTHC濃度が非常に高い場合があるので、普段から吸引しない方がいきなりこれをディスペンサリーなどで買って自宅などで吸引するのはパニックになるなどの恐れがありますので、誰かのサポートをもらうことが良さそうです。
シンプルに大麻に慣れた現地の友人等がいればベストでしょう。
この時に精神作用が不要な場合で、THCによる別の薬効が必要な場合には、CBD がその作用を打ち消してくれる体質の方も。
オイル タイプの医療大麻
Rick Simpson(リック・シンプソン)という英雄をご存知でしょうか。
彼はカナダに住んでいて、1997年に初めて大麻を試すのですが、それは頭を打った際の後遺症で残っていた耳鳴りに対して。
当時の担当医師は、大麻の医療目的での使用を相談したのだが、これを完全に無視。
北米はご存知の通り大麻が蔓延していますから、当然情報も沢山溢れていましたが、当時は20万人以上を死に追いやり、今もアメリカの社会問題にしたオキシコドンが販売された直後。
彼はしっかりと知識を深め、大麻を試して本当に良かったと思います。
自ら栽培し使って痛みが改善。彼はこの時はっきりと医療大麻を自らの体で裏付けました。
2003年今度は自分の腕に3つの隆起物が発覚。
悪性腫瘍でしたが、JNCI(JOURNAL of the NATIONAL CANCER INSTITUTE)の論文からTHCの効能を確信、ここでTHC濃度を上げたカンナビス オイルを作り腕に塗り込み包帯(絆創膏説あり)を貼っていました。
なんと4日で隆起物が消失。
やはり当時の担当医師はそれをみて尚、効果を否定しました。
Rick Simpson(リック・シンプソン)はその後、オイル(RSO)を作って
沢山の症状の人に向けて配りまくります(現在はレシピを公開し世界中の人が誰でも作って使えるようにしている)。
HIV/エイズ、関節炎、多発性硬化、糖尿病、白血病、クローン病、うつ病、骨粗しょう症、乾癬、不眠症、緑内障、ぜんそく、やけど、片頭痛、体重調節、慢性痛、そしてポリープ、いぼ、腫瘍などの変異細胞を含む、様々な症状の患者その数なんと5,000人以上へ配りまくりました。
その後2度逮捕されますが、懲役12年とも言われた罪状においては陪審員がRick Simpson(リック・シンプソン)が診ていた患者であったとか、「彼はディーラー(売人)ではなくヒーラーだった。」と言った証言もあり罰金だけで済みました。
今は欧州に住んでいて、逮捕歴のために母国へ帰れないのだと言います。
しかし、実際にこのRSOは世界中で作られていて、これによって数多くの人が助けられていることはよく知られた話で、医療大麻の一つの形と言えるでしょう。
RSOを医療大麻として日本の人が海外で使う場合には、超高濃度THCのため、絶対にサポートする人が必要だと思います。
オイル状ですが、THCAを脱炭酸化したものなので一部メディアではハイにならない、と書いてありますが超ハイになると思います。
画像参照はRick Simpson Twitter
合成カンナビノイド ドロナビノール / ナビロン
医薬品というものは、臨床試験などが必要なため開発には莫大な金額が必要になります。
これはどこの国でも同じようなことが起きますが、Cannabisの薬効は随分前から明らかになり、その有効成分がTHC(のみ)だと考えられていた時期には、合成カンナビノイドを作り出すことが至上命題でした。
製薬会社は成分の特許を取り、独占販売をすることで利益が確定します。
その道のりは長く、しかし独占期間は時に短く感じられます。
カンナビノイドそのものを製薬会社の特許にするのは許されませんので、時には政治的管理がなされる場合もあります。(オーストラリアなど)
合成カンナビノイドを作り出せば、この点がクリアできます。
Δ9THCを化学合成したカンナビノイドがドロナビノール (dronabinol)。食欲不振者に向けた処方薬として期待されるものとして、Insys Pharmaceuticals社はマリノール(Marinol)として販売していました(現在はオピオイド訴訟により倒産)。
他にもTHCに似たカンナビノイドで制吐薬、疼痛の鎮痛剤や食欲不振時に使われるナビロン(nabiron)といったものもありますが、いずれもカプセルでの販売が主です。
様々な形状が存在する
カンナビノイドの働きはエンドカンナビノイドシステムによって、様々な用途でそれぞれの形状があることがわかります。
医療大麻だけで取り上げたように、バッズ、オイル、カプセル、他にも塗るタイプだったりスプレータイプも存在します。
勿論CBD を使った癲癇薬もあります。
シャーロット・フィギー が生んだ CBD 文化
シャーロット・フィギーをご存知でしょうか? 今日のVMC VapeMania CBD Dispensary があるのは、彼女のおかげです。 私は会ったこともない彼女の存在を、一生忘れることはありません ...
そして、やはりそれまで敵視されてきた麻薬として位置づけられていた大麻がここまで世界中で使われるようになり始めたのは、ご覧の通り不治の病といわれるような病気、処方薬が定まっていない重たい症状に対して働きかけがあることがわかります。
以前は全ての治療法を試した上で最後にCannabis 製剤を使った治療、といった流れがありましたが処方薬となることで、命のリスクがない医療大麻の治療は、症状がまだ軽い時点で試すべきである流れ、更には自己免疫力を高める為に使うと言ったことが当たり前になってきています。
西洋医学的な治療と医療大麻の融合。
世界的にはこの流れがメインですが、日本人としての「治療」の解釈は、皮肉なことに東洋医学的な解釈が全くありません。
つまり心身そのものの力を高めて治療すると言った考えではなく、患部を取り除いたり消滅させる治療の考え方が先に思い浮かんでしまうのです。
この考えをまず変えていく必要があります。
大麻、と一言に言っても産業用大麻も大麻であることと同じで、医療は患部をやっつけること だけではないことを覚えておきましょう。
医療大麻 日本からアクセス可能な場所 5選
今医療大麻が合法化されているのは、G7でもイギリス、イタリア、カナダ、ドイツの4カ国とアメリカの33州、フランスも熱い議論が交わされている最中(2020年現地時間10月11日に医療大麻を無料配布することが発表された)ですが、シンプルに事実上何も開始されていないのは日本だけ。
なぜでしょう、全然分かりません。
他にも40カ国以上が次々に医療大麻が解禁されてきました。
2018年から2019年は続々と解禁国が登場し、アジア各国でも解禁が見られます。
最高に厳しいシンガポールですら研究が始まっています。
頭のいい人ばかりが住んでいる地域ですから、解禁がしっかりなされたらそれはそれは高品質のものが作られると思われます。
医療大麻を日本からアクセスしやすい5選をまとめてみました。
それぞれに特徴があります。
いくつかの項目に分けて考察してみましょう。
タイ
成田空港からバンコクまでは4時間半。
様々なアジアの文化が交流する場所で、コロナ前までは世界中のマネーが集まり進化を続けていたバンコク。
ここは国家を上げて医療大麻を推奨しています。
2020年8月には大麻に対する麻薬のスケジュールを更に見直した。
なんとキャラクター Dr.ガンジャ まで作ってしまいました。
どう見てもゆるキャラ。
現在は保健省施設内に医療用大麻クリニックにて処方されているが、海外からの患者も翻訳師が帯同し、誰でも医療大麻が得られるようです。
ツーリズムが大きな国の収益源の柱になっているタイでは、この分野を持って中国やミャンマーに当然日本からの旅行者を想定しているといえるでしょう。
また保健省から許可を得られた147箇所の診療所があります。
物価が安い。
更に研究も進んでいますが現在はまだCBDとTHCがメインでの医療大麻、フルスペクトラムのCBD オイル、カンナビスオイルがメイン。
さらに、民間企業が運営するディスペンサリーが数多く存在します。
2022年春には国民へ大麻の種が配られ、6月に全面解禁しました。
解禁後、ディスペンサリーが爆増。
同年9月には、嗜好用大麻について規制が敷くかを議会にかけて何と否決されました。
(民間のディスペンサリーを全面禁止し、医療大麻を扱える医師のいるクリニックでのみ購入が可能。とする件が議会にかけられた。)
これには有識者も驚いています。
(朗報)
新たな大麻規制案 最終閣議通過せず。
これまで通りディスペンサリーはそのままに。クリニックやメディカルライセンス案は一時棚上げ。政府は規制案を推していくとのこと。
以前の投稿でほぼ決定事項と主張しましたが、皆様の誤解を招いたことを、ここに謝罪いたします。
— 大麻農家のジョー@タイ (@weonseokchoi) September 14, 2022
サイパン & グァム
日本から一番近い英語圏の海外。
サイパンならば3時間半で行けます。
2019年末からスカイマークがサイパンに直行便運行を開始。
時差は1時間。
(サイパン)は人口が約5.8万人、グァムが約16.5万人なので研究が進みづらいが、嗜好用大麻も解禁(サイパン 2018年9月,グァム 2019年4月より21歳以上が栽培所持利用が解禁)。
ツーリズム向けのショップなどはまだ全然情報がない。
これから盛り上がる予定です。
物価は日本と同じくらい。
イスラエル
直行便は少ないのですが、2020年から就航しているはず。
12時間から22時間程度。
研究は圧倒的最先端ながら、情報をあまり配信していない。
言葉の壁が高い。でも英語が喋れる人もきっと多いはず。
物価は異常に高い。
オーストラリア
直行便で最短8時間。
時差は基本1時間。
この数年で官民あげて研究が盛んで、先端をいっている。
DNA型からその人にあった医療用大麻を処方出来るといった研究をする会社が登場。
首都キャンベラでは嗜好用大麻も解禁された。
THCやCBDなどに限らず、名前も付いていないようなレアカンナビノイドも鋭意研究中。
物価が高い、医療大麻は非常に高額。
アメリカ
カリフォルニアを基準に考慮します。
直行便10時間。
時差16時間。
当地ではバッズやVapeにエディブル等、様々なプロダクトがあり、数多くのDispensaryで購入することが出来ます。
しかし実は合衆国憲法の規制物質としてスケジュール1に設定されているため、研究が意外なほど進んでいないと言います。
医療大麻の研究自体はオーストラリアやイスラエルの方が先に進んでいますが、それでも先端であることは間違いありません。
治療観点の医療大麻は高額。
まとめ 厳選5ヶ所比較
医療大麻合法化、といっても様々な状況があることがわかりました。
日進月歩に進んでいくこの業界、どこを選ぶかは症状や欲しい滞在期間などもっと考慮することもあると思います。
必要になった時、きっかけになれば幸いです。
タイ | サイパン&グァム | イスラエル | オーストラリア | アメリカ | |
距離 | 4時間半 | 3時間半 | 12時間以上 | 8時間 | 12時間 |
時差 | 2時間 | 1時間 | 6時間 | 1時間 | 16時間 |
サポート | 翻訳する人が帯同 | 現状不明 | 不明 | 現在ツーリズム計画あり | 工夫次第で可能 |
言語 | タイ語 / 英語(翻訳有) | 英語(現地日本人多数) | ヘブライ語 / 英語 | 英語 | 英語 |
物価 | 安い | 同程度、医療大麻未知数 | 高い | 高い | 様々 |
医療大麻の現状 | 保健省管轄、民間以降決定 | 発展途上 | 最先端 | 先端 | 先端 |
*Cannameetsでの学びをフィードバックさせていただいております。
*こちらの記事はなんら医療効果を保証するものではございません。